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 坂爪拓斗は自転車を飛ばしていた。今日は彼の学校の入学式、そして彼は今年二年になった在校生である。入学式の準備がまだ間に合わず、準備に借り出された人間でもあった。

「おいおい、マジかよ」

 自転車に乗りながら携帯で時間を確認、準備係の集合時間は約二十五分前に過ぎている。


そのときだった。

曲がり角にさし当たったところで、人と正面衝突をしたのだ。ぶつかった『それ』は鈍い音を立てて、一メートルほどとんだあと、手を出して衝撃を緩和するわけでもなく着地した。しかし彼はそのようなことには驚かない人間だ。冷静に、無関心に先ほどから持っている携帯で救急車を呼んだ。

「・・・・・・おいおい、マジかよ」

 驚いてはいない、しかし面倒なことになったもんだ、と彼は思った。



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