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⑫ アースガルズの景色②ヨルムンガンド
【前回のオレオー】
すくすく育つ災厄の芽。命を奪うこともできずアース神族は彼を拘束することにした――――
――――アースガルズ。
「無念じゃな。彼女は解呪石を飲んではおらんかったか…」
オーディンは両手でヘビ――――すなわちヨルムンガンドを持ち、残念そうにつぶやいた。
「オーディンよ。そのヘビをどうする気だ? よもや殺つのではあるまいな? 最高神たる者がむやみに殺生を行えば、人心が乱れるぞ。我らアース神は人々の模範にならればいかぬ」
「じゃがどうする。オオカミとは違うぞ。拘束はできまい」
「なれば海へ放つがいい。海は偉大だ、あらゆる生命を受け入れる」
「なるほど…海、か」
◆
翌日、オーディンはヒュミルのもとを訪ね、船で海へ出て沖へ向かった。そして。
チャポン…
「何もしてやれぬが、達者で暮らすとよい」
ヨルムンガンドを海へ放った。
《ガベガバゴボ…》
◆
あとがきはこちらにまとめました。
→「なぜ?なに?オレオー!」(N7423LN)
各エピソードで使用したネタとその解釈なんかを書いています。
本編と併せて読むとより面白く!




