第七話 冒険者になるなう
昼ではないのに昼よりも明るいこの草原。
あたり一面燃え盛っている。
そんななか暑くて死にそうなのに戦っている哀れな人たちがいる。
「もうだめだ。もうみんなあの伝説のレジェンドレットドラゴンに負けるんだ。」
と弱音を吐いて今にでも水魔法が蒸発し焼け焦げそうな少年
「あきらめちゃだめよ。絶対に私たちは助かる。ぜっっったいに奇跡は起きる。そして私たちは助かる。」
とレジェンドドラゴンの堅いうろこのせいで全然きいていないに頑張って岩を生成しMPが切れそうな女性
「でも俺たちは、防御するのに精一杯でいつ焼け死ぬかわからないんだぞ。」
と頭がよさそうで状況把握をしている光属性の男性がいった。
「それでも信じるしかないでしょ!!」
と普段なら奇跡を信じないのに奇跡を信じてドラゴンに全魔法の発動時間を下げる魔法を維持し続けている。
そのとき、いきなりドラゴンの周りに黄色ひし形の物体がドラゴンを囲むようにうろつき始めた。
危険を感じたたドラゴンは、飛翔をしようとしたがあっという間にひし形の物体から光が出てそれを遮るように結界ができドラゴンは身動きができなくなってしまった。
そう!そこに大魔法使いロイがドラゴンを封印したのであっった!あっった!あった。あった?
ふと見ると目の前には天井が見える。
どうやらこれは夢らしい。
夢の中が現実ならどれだけうれしかったのだろうか?気づけばため息が出てた。
予想しよう。
今日起きた時刻は、太陽が東から30度のところにあると思われる。
なにせ俺は今まで一度も寝坊したことがないからな。
そんな盛大なフラグをいつも通り建築した。
外を見ると太陽は60度くらいの位置にあった。
今まで寝坊したことがないのに寝坊するなんてまじか。
今日は最悪の日だ。
はぁーーーーー
ギルドに行って冒険者登録しようと思う。
基本的にこの世界のギルドはみんなが想像しているギルドと同じだ。
だが一つだけ違うことがある。
それは、このギルドのでかさよ。この世界のギルドは、学校と同じくらいの大きさだ。
なぜこんなにも大きいのかと近くにいたおばあさんに聞くとなんでもギルドはこの世界の商店街と一緒の扱いらしい。
だから、ギルドに行けばいろんなお店があるらしい。
そのためギルドも必然的にも大きくなってしまうらしい。
ギルドに入ると、一気に騒がしくなった。
ギルドは商店街見たいなものと言っていたが本当にそうだ。
武具店や防具店などは当たり前。
まったく関係ないお店もある。
とりあえず受付に行って冒険者になろうと思う。
受付には、美人のお姉さんがいる。
うん。みんな美人さんだ。・・・・?
ごついおっさんがいるんだけど?
受付所て普通美人さんがやるもんじゃないの?
顔がも怖すぎ。
絶対に接客業向いていないだろ。
受付所は自分から行くわけではなくちゃんと並ばないといけない。
なので、あの人には当たりたくないと願った。
神様は僕を捨てたらしい。
近くで見るとさらに怖い。
「ご用件は何ですか? 」(0円スマイル怖すぎ!)
「え、えーと冒険者になりたいのですが。」
「では、こちらの紙に名前と適正属性を書いてください。」
指太っと!!
「適正属性が無いのですが書かなくてもいいですか?」
まじですか?とごつい人に心配された。外見によらずいい人かも。
「冒険者には変な適正属性の人は冒険者にならないという暗黙のルールがある。それをほかの人に知ったら絶対に君のことを差別はするだろう。それでもやるというなら、適正属性を偽るけどどうする?」
俺は、もちろんYESといった。
せっかくの異世界で冒険者にならないで何をする
というわけで俺は、紙属性という少し変な属性に偽った。
ごつい人が言うには攻撃方法があんまり知られていないこの属性のほうがいいといわれたからこの属性にした。
何か名前だけでわかりそうなのになぜわからないのだろうか?
ごつい人優しかったな。ゲルクというらしいが情報屋さんなのかな。
ともかくクエストやるか。
と意気込むこの頃だった。
ありがとうございました。