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帰りと予定

いつもありがとうございます!

頑張って毎日投稿できるように頑張ります!

今回も質問にあとがきで答えていきます!

帰り道、僕は今あの人気モデルの海音こと吉田菜穂と一緒に帰っている。

彼女の髪の色はピンクと朱色を混ぜた色だが、仕事上髪を染めることも多く、髪が傷んでいるという理由で学校側は黒染めの要求はしなかった。まぁ、特例処置というやつだ。

そもそも海音が高校に入ってくるということ自体が特例なのだから仕方がないといえば仕方がない。

その特例の女の子と帰っている僕はなんなんだろうか。そう考えていると菜穂が話しかけてきた。


「ねぇ秋人。あんたほんとに髪おろして目立たなくしてるんだね。入学式の日は時間がなくてってことかと思ってたけど、まさかほんとに普段からこういう感じだったとは。普段と180度違うね」


「まぁ、学校側にはバレちゃいけない約束になってるし。それより、お前はそんな全開でいいのかよ」


「私は朝も言ったけどモデルやめるし。それに学校も流石にこの条件出して拒否なんかできないでしょ。校長先生冷や汗出しながら許可出してたわ。それにお金にはそんな困ってないし、成り行きだったからいいかなって。本当に欲しいものも見つけられたし」


「ほんとに欲しいもの?」


「あ、い、いや!なんでもない!あっはは〜間違えちゃった♪」


「それより本当になにか欲しいものあるのか?」


「もう!その話は終わり!」


「今日、家行っていい?」


「え……」

まさか菜穂からそんなこと言われるとは思わなかった。


「い、いやぁ流石にきつくないか?親とかいるしさ」


「私知ってるんだけど」


「な、何を……?」


「秋人あんた今、親家にいないでしょ」


あっれーバレてる。

なんでだ!?学校の人は誰も知らないし知ってる人なんて家族と交流がある菅さんくらい……。

ん?まてよ…菅さんまさか…


「誰から聞いたの…?」


「え?菅さんから」


菅のやろーー!よくも言ってくれたな。隠してたのに。


「確かにいないけど…。でも男と女2人ってのは何かと問題あるだろ……」


「問題って?あ、もしかして襲っちゃったり?♪」


「しねぇよ!」


「そんなまじで言わなくても…あ、じゃあ今週の週末付き合いなさいよ」


「え……」


「誰かさんは約束破るしなぁ…」


「う……」


「あーあ、それで気分変えようとしてるのにそれも()()ちゃうのかな〜」


「わ、わかりました…あ!いや週末は予定が……」


「じゃあ、午前か午後でいいから!それぐらい融通しなさい!」


「は、はい!」


「本当に週末大丈夫か俺…」


「わかったの!?」


「頑張ります…」


「じゃ、また明日ね秋人くん♪」


早く帰って寝よう。


その日の夜。

僕は疲れてすぐ寝てしまい、ご飯の準備ができなくなかったため、コンビニに買い物に出かけた。


「いらっしゃっせ〜」


今日は弁当を買おうと思う。

最近のコンビニ弁当は美味いっていうし…

まぁでも無難に幕の内弁当かな。


「ありがとうござっした〜」


あいついつか絶対クビになるな。

さて、飯も買えたし家帰るか……。


コンビニからの帰り道


「秋人くん…?」


「黒瀬…さん?」

おいおいまじか。どんな確率だよ。


「秋人くんはよくこの辺歩くの?」


「え、あぁコンビニ行く時にたまに」


「私もこれからコンビニ…」


「一緒だね…」


「うん……」


なんか話さなきゃ。毎回黒瀬さんから話しかけてきてくれるんだし…


「中間テストとか平気?」


「えっ…?」


あ、黒瀬さん入試トップだったな。俺がいうことじゃなかった。


「うん。一応復習してるから今のところは大丈夫だよ。秋人くんは?」


「僕は数学と化学が不安かな…」


「そうなの?理系の科目は私最近復習したばかりだから教えようか?」


「本当!?そしたら是非お願いしたいな」


「じゃあ、今週末はどう?」


「えっ…」


「中間テストまで時間もあまりないし、苦手なら頑張らなきゃね!」


「う、うん」


まずい。非常にまずいぞ。黒瀬さんがここまで言ってくれてんのに週末は勉強じゃなくて遊びますなんて口が裂けても言えない…。


「う、うん。じゃあ週末の予定を家に帰って確認して学校で返事するよ」


「わかった。そしたら最近まとめておいたノートとか持っていくね」


「あ、ありがとう」


「それじゃ。おやすみ秋人くん」


「お、おやすみ黒瀬さん」


そうして僕はどうしようもない状況を抱えたまま朝を迎えて学校へ向かった。


「よっ!秋人」


「おお、翔か。おはよ…」


「どうした。眠そうな顔して。よく見たらくますごいな」


「昨日悩みに悩んでたら全然ねれなくて…」


「どうした、お前がそんな悩むとこ見たことないぞ」


「まぁな。普段悩んだことなんてあんまないからな」


「女か?」


「え……」


「おいおいビンゴか?お前女のトラブル多くないか?」


「俺だって望んでしてるわけじゃない」


「どれどれ話してみろよ」


その日の昼休み。

僕は翔に屋上でありのままの状態を話した。


「なるほど。ダブルブッキングならぬトリプルブッキングか。しかも黒瀬とかぶるとはな」


「なんかいいアイディアないか?」


「その3人に土曜の予定聞いたのか?」


「お前は天才だ!すぐに聞いてみる!」


美保:土曜は空いてないかなぁ。てか日曜って言ったでしょ!ちゃんと来てよ!?


菜穂:私土曜は大事な予定があるから日曜じゃないと厳しいかな…


黒瀬:私、土曜はおばあちゃんのとこに行かなきゃいけなくて…ごめんなさい


「おい翔。報告がある」


「どうした!」


「全員土曜は無理っぽいぞ…」


「じゃあ、俺はこれで……」


「おいおい見放すな。ちゃんと最後まで話乗ってくれよ」


「ん〜。あっ!それじゃあ、時間分けてみんなに会えば?」


「そんなこと無理だ…もっと現実味のある話をしてくれ」


「いっそ3人とも一緒に遊んじゃえば?ってそれは無理か…」


「おい翔。それだ」


「ん?どれだ?」


「中間テストも近いし黒瀬さんがいるから勉強もちゃんとできるしみんなにメリットがある!」


「本当にやる気か?」


「これしかない!」


そう決意して屋上の扉を開けた秋人だった。

ここまで読んでくださってありがとうございます!では質問に答えていきます!


Q前回の話で吉田さんから永峰さんとの会話がそのまま続いているのは不自然ではないかという意見


これに関しては僕のミスでした。

あたかもその場にいたかのような会話の流れでした。

しかし、実際には時間が少し経っています。永峰さんは自分の机から話が終わる頃を見計らって主人公の元へと歩いてきたのですが、その描写がなかったため少しわかりずらかったかもしれません。すみませんでした。

次からは省略できるところとそうでないところをもっと考えて話を作っていきたいと思います!

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