編入と友達
日間1位ありがとうございました!
それと昨日は上げられずにすみません!これからも更新していくので是非評価とブクマよろしくお願いします!
それと、蛸山烏賊ノ介さんという方に紹介をしていただきました!いつもありがとうございます!
季節は移り、6月を迎えていた。
朝のホームルームになり、連絡事項が告げられた。
「よーし、もう季節は6月だ。わかってると思うが中間テストが近ずいてきてるからな。ちゃんと勉強しておくように。それが終われば京都に見学旅行だからな。予定ぎっしりだからちゃんと前日じゃなくて必ず事前にやることやっとけよ〜」
「は〜い」
そう、N高校は毎年どこかしらに旅行すると決まっている。
そこが人気の理由の1つだったりする。
「あ、忘れてた。今日からこのクラスに転校生くっから。仲良くしてやれよ〜」
「転校生?この時期に?」
「女だといいな!」
「ほんとそればっかだなお前」
なんてクラスは盛り上がっていた。
でもこの時期ってなんでこの高校受験しなかったんだ?
って、まさか本当に!?
「じゃあ、入って。あ、お前ら騒ぐなよ」
ガラガラ
紹介されて入ってきたのは、人気モデルの海音こと吉田菜穂だった。
「こんにちは。吉田菜穂です」
「うわぁぁぁぁ!」
「すげぇ!」
「俺あたりのクラス引いてたんだな!」
みんな騒ぐなって言われてるのに…
「それと、1つ最初に行っておくことがあります。皆さんご存知かわかりませんが、私は『海音』という名前でモデル活動をさせてもらっています。しかし、この学校に入る条件として、私はモデルを卒業することになります。
なので、『海音』としてではなく、吉田菜穂として仲良くしてください。お願いします♪」
「はーい!わっかりましたー!」
「みんな仲良くしまーす!」
これはまた大変なことになるぞ…
「1年間よろしくお願いします!秋人くん♪」
「え…?」
「待って待って、なんで秋人のことしってんだ!?」
「二人ってそういう関係なのか!?」
な……まずいことになってきた。
波乱の6月が始まろうとしていた。
「おいおい秋人!なんで吉田さんと知り合いなんだよ!」
「なんで教えなかったんだよ!」
「いやぁ、まぁ聞かれなかったし…」
「普通友達だと思わないだろ!?」
「俺だったら自慢しちゃうぞ!?」
「いや、誰かと友達って自慢になんないだろ。それに自慢されてるやつがすごいからみんな自慢するんだろ?なら自慢してるやつじゃなくて自慢されてるやつをもっと褒めてやれよ」
「相変わらずいいやつだな」
「そういう末永たちには感謝してるんだぜ?こうやって話し相手がいれば十分だしさ」
「ほんっとにいいやつすぎてビビってるわ」
「俺たちこれからも友達だぜ!」
「あぁ!」
にしても……なんでずっと菜穂はこっち見てるんだ?
「おい、秋人。やっぱり吉田さんお前と話があるんじゃないか?」
「ずっとお前のこと見てるぞ」
「末永、岡崎、仁山。悪いんだけどちょっと席外してもらえるか?」
「あぁ。いいてことよ!」
すると菜穂がこっちにきた。
「ね?本当に来たでしょ?」
「びっくりした。それよりモデルやめるってほんとか?」
「うん。モデルやめるのが条件だったから。それに秋人と一緒の高校通ってみたかったし!」
「まぁ、菜穂がそういうならそれでもいいけどさ。あ、それとな実は俺好きな人が…」
「吉田さーーん!次の授業の教室わかんないでしょ?一緒にいこー!」
「あ、うん!あ、ごめんなんか言った?」
「いや、今度でいいよ!仲良くしてくれてんだから行ってこいよ」
「うん!じゃぁ今日は一緒に帰ろうね!それじゃ!」
なんか菜穂ってどこでも明るいまんまなんだな…
「ねぇあっき〜、聞きたいことあるんだけど…」
「お、おう。じゃあ、授業行きながら話すか」
「うん」
そうして僕たちは理科室へ歩き始めた。
「なんであっきーは吉田さんと知り合いなの?もしかして付き合ってるとか……?」
「いや、付き合ってなんかないぞ!」
「そっか。そうだよね。あっきーに好きな人なんていないよね!」
「え、あ、いや」
「え!?いるの!?だれなの??」
「それは……」
「待って!やっぱり聞かないでおく!」
「お、おう。そうだな」
「でも彼女はいないんだよね?」
「うん。そこは絶対いないって約束できるよ」
「ならよし。そろそろ着くし、じゃぁ週末開けといてよね!」
「え、なんで」
「なんでってデートよデート!付き合いなさいよね!」
「俺の休日…」
「なんかいった?」
「なんでもありません!」
俺の週に二日しかない休日が……
そんなことを考えながら、理科室へ向かった。
授業も終わり、帰りのホームルームが終わった。
さて帰るか……
バックを持って教室を出ようとしたらすごく視線を感じた。
振り返るとそこには菜穂がいた。
「あ、菜穂さん…久しぶり。どうしたの…顔怖いよ……?」
「一緒に帰る約束は!」
「あ…いやぁ、誘おうとしたんだけど見当たんなくて…」
忘れてたなんて言えないぞ…これは。
「私、座席秋人の斜め後ろなんだけど」
盲点でした。やらかした。
「ま、いいよ。とりあえず帰ろ♪」
「うん」
この後僕の週末がこんなに忙しくなるとは思ってもいなかった。
では前話に引き続き、感想をご紹介します!
Q3話の主人公に対する発言があまりにも酷いという意見。
Aこれは経験談ですが僕の友達にもこれに近いことをされている人もいますし、ドラマやアニメでもこのような描写は平気だろうと思い書きました。
もし不快に思われた方がいたらすみません!
今の所ストーリーに大きく関係していると考える質問は以上になります!
今後はキャラの補足情報や、感想などに答えていきたいと思います!