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日曜日と勝負

最近話をまとめて終わりまで考えました!後は書くだけ!

これからも頑張りますので応援よろしくお願いします!

こうして勉強会が始まった。


今回は初めての高校の中間テストで対策のしようがない。

なかなか難しいテストだ。

僕は特に数学と理科のテストが苦手だ。

だから黒瀬さんが教えてくれるのはとてもありがたい。


ん?この多項式の問題少し難しいな。


「黒瀬さん。ここ…」


「あ、ここは先にXだけ寄せて考えるんだよ」


「な、菜穂!?お前ほんとに勉強できたのか…」


すると菜穂は自慢げに言った。

「だから言ったじゃん!もっと頼ってくれていいんだよ?」


「くそ、本当に負けてるとは……」


すると黒瀬さんが話しかけてきた。


「ここはもっと工夫できて、こっからここの式まで省略することができるんだよ」


「なるほど。式が半分以下になった」


「こうすればテストの時、予想していなかった難問に合わせる時間が増えるから、頭の中でできる簡単な式は省略したほうがいいよ!またわかんないとこがあったら言ってね♪」


「う、うん!ありがとう」


すごくありがたいけどなんだか黒瀬さんと菜穂がすごい見つめあってる……


「黒瀬さん?だっけ。あなたは隣の美保さんの面倒見てあげなよ秋人は私が見ててあげるから」


「いやいや、もともと秋人くんは私が教える約束したからわたしが教えるよ。逆にあなたが美保さんを教えてあげれば?クラスが一緒なんだし仲もいいでしょう?」


「あ、あのぉ〜。私をお邪魔みたいな言い方やめてくださいよぉ〜」


おいおい、これ勉強できるのか?

すると菜穂が


「じゃあ、席を交代制にしましょう。1時間に一回時計回りでローテーションで」


「わかりました」


「私はなんでもいいから勉強教えて〜」

と涙目に言う美保。


よし勉強がやっとできるな。

そう思ったんだが……


「ねぇあっきー。ここの英語はどうやって訳を作ればいいの?」


「ここはまず主語、動詞の順番で訳してから副詞形容詞の順に訳を作るとわかりやすい日本語が作れるよ」


「なるほど。うん!わかりやすい!なんだあっきー教えるのうまいじゃん!」


「そうか?ありがとな」


そんな会話を美保としていると黒瀬さんが声をかけてきた。


「秋人くん。そういえば私ど忘れしちゃった。ここどう解くか覚えてる?」


「う、うん。ここは……」


あれ、ここってさっき僕が聞いた問題より簡単な問題なのに…どうしたんだろ…


「なるほど〜!さすが秋人くんだね!ありがと♪」


そう言いながらニッコリと肘をつきながら笑った彼女はとても可愛く魅力的だった。

すると…


「秋人〜、私もここわかんない〜」


「ん?どこ?」


「これ!」


待て待て。ここなんてもっと簡単じゃないか。


「なぁ菜穂。ここ本当にわかんないのか?ちょっとまずいぞ」


すると菜穂は少し不満そうに文句を言ってきた。

「うるさい!わかるわこんくらい!」


「じゃぁなんで聞くんだよ…」


「それは私も……」


そんな話をしていると時刻が6時を回っていた。


「それよりもうそろそろ時間じゃないか?」


すると3人は声を合わせてこう言った。

「一緒にご飯食べよ!」


「え…まぁいいけど。そしたらご飯作るから勉強してて」


「そしたら私も一緒に作るよ!」

と黒瀬さんが声をかけてくれた。


嬉しいけど迷惑にならないかなぁ。

そう迷っていると他の二人も一緒に作ると言い始めたので、急遽4人で料理を作ることになった。


「みんなは料理できるの?」


「私は普段から料理作るから一般女性くらいは作れると思う!」


「私も包丁は普通に使えます」

と黒瀬さんと美保は話してくれたが菜穂は少し微妙な反応をした。


「菜穂はあんまり料理しないのか?」


「実は私、ずっと仕事ばっかで家事は親に任せてたから…でも!もう仕事はこれからやめるし家事は上手くなる予定だから!一緒にやらせて!」


「じゃぁ、俺は包丁の使い方とか教えるよ!味付けとかは女子二人の方がうまそうだし」


「本当!?秋人のそう言う優しいところが好きなのよね…」


「え?」


時間が止まった。

好き?俺を?菜穂が?

すると異変に気付いた菜穂が訂正した。


「い、いや友達として!こんなみんないるとこで告白なんてするわけないじゃん!あははは…」


「ま、それもそうだな」

わかってはいたけど結構ショックだった。


「いやぁそれにしてもここは暑いわね〜!」


と声をかけてくる菜穂。

黒瀬さんにも思ったけど、ここ結構冷房効いてるのになんで暑いんだ?

もしかして女子って暑がりだったのかな…

なんて心配をした。

それから4人でご飯を作って少し話をしたらあっという間に8時を回ってしまっていた。


すると黒瀬さんが

「もうこんな時間…。私門限が9時までだから帰らなきゃ」


「本当だ。そしたらもう遅いしそろそろおひらきにしようか」


「そうね。あんまり遅いと心配かけちゃうし」

と菜穂も美保も身支度を始めた。


「じゃぁ中間テストは頑張ろう!」


「じゃあ、この中で一番順位低かった人に一番高かった人が言うこと一個だけ聞いてもらうってのはどう?」

と話を切り出した菜穂。

すると以外のも美保は乗り気だった。


「いいよ!じゃあみんなで勝負ってことで!」


「じゃあ今日はお世話になりました!」


「うん!またいつでもきてくれ」


こうして波乱の日曜日は幕を閉じた。

各々が高校生活始めての中間テストに向けてやる気を出した良い一日になった。

ここまで読んでいただきありがとうございます!

ぜひ評価とブクマよろしくお願いします!

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