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お嬢様の仰せのままに  作者: ワンサイドマウンテン
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聞き覚えはないかい?

久しぶりに投稿した気がします。

実際3週間くらい空いてますよね?

今回は短いですが物語が動き始めます。

狼を強化したようなモンスター……ヴェアウルフ(というらしい)との戦闘から一ヵ月が経った。

先の戦闘で何かをつかんだのかこの一ヵ月で俺の付加魔法は急速に成長していた。レベルも19になっている。

火や水、風などのいわゆる王道といった属性もそれぞれの中級魔法に片足突っ込むくらいにはなっていた。

今、俺は食糧の買い出しからの帰り道である。……正確には財布を忘れたので取りに戻っている最中だ。

途中といっても家はすぐそこなのだが。



「すいません。財布忘れたので一旦帰ったんですけど……。あれ?」



どうやら師匠は出かけているようだ。

財布を取りもう一度買い出しに出る。

家を出てから少ししたところだろうか。



「君、少しいいかな?」



声のした方へ振り向くとその声の主は帯剣している男性見た目から年齢は二十歳を少し過ぎたくらいかそしてイケメンだ。



「石野賢治という者を探しているのだが心当たりはないか?」



何!?なんでこの人は俺の名前を知っているんだ?この世界でおれのこと知ってんのは師匠と集落の人たちだけのはず……。怪しいなひとまずここは知らないとだけ言っておこう。



「珍しい名前ですね。すいません知らないです。」


「わずかな人達しか知らないことを縁もゆかりもない者が知っていたら警戒はするか……そのくらいのことは出来る様だな石野賢治」



なんだこいつ!?全てお見通しってか?こいつは危険だどうにかして師匠に伝えないと。だが、ここは集落と師匠の家とのちょうど中間地点で誰もいない狙ってやがったのかこいつ。



「そう警戒することはない。俺はただ君を迎えに来たんだ」


「は?迎えだと?」


「そう、迎えだ。」


「マジでなに言ってんだお前。俺に迎えなんて来るはずがねぇそれとも何、お前は俺の師匠オストロミス・ガーシスマンの知り合いかなにかか?そんなわけねぇだろ!」


「君はオストロミスの何を知っている?すべてを知っているわけではないだろう?まぁ、俺がオストロミスの知り合いではないのは確かだな。」


「じゃあ一体何なんだお前は。」


「西園寺茜この名前に聞き覚えはないかい?」


「……ッ!!!」



西園寺茜……だと!?

少しだけ間を開けて発せられた言葉にこの世界にあるはずのない名前を耳にして、驚きの表情を隠すことが出来なかった。



賢治が茜……正確にはつかいっぱしりに見つかってしまいましたね。


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