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お嬢様の仰せのままに  作者: ワンサイドマウンテン
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会談終了

かなり久しぶりぶりになります。

内容も滅茶苦茶だと思いますが最後まで書きたいと思います。書ければいいなぁ。

茜の放った言葉でリンの表情が変わった。

控えているダンケもだ。


「聞かせてもらおうかの」


「貴方くらいになると少しは知ってるかもしれないけど世間で知られている最高峰の魔道士オストロミス・ガーシスマンは黒い噂がいくつか裏で回っているわ」


「そのくらいは知っておるぞ。取るに足らん下らん野望を抱いているとかじゃな」


「ちなみにここに来る途中に私たちを襲ったのは彼の差し金よ。あんたの領内も一部荒らされているみたいね。町が一つほぼ全滅していたわ。なんでも人をモンスターに変える実験とかいって」


「どこの輩かと思えばオストロミスだったか」


それを聞いたリンの眉がピクリと反応しほぅ、と目が座る。


「それに貴方はさっき取るに足らない下らない野望って言ってたけどそうでもないわ。現時点では詳しいことはわからないけど碌でもないことを企んでいるのは確かね」


「それで奴の野望を砕くために妾に協力を求める、のぅ」


「ええ、私は前から彼を警戒して何度か妨害してきたわ。けど、それも厳しくなってきたというわけよ」


「世界の危機を救うため、と言いたいのかのぅ。妾の領内にも手を出された以上黙っているわけにはいかん。協力くらいはしよう。が、なんの対価も支払わずして妾が協力をすることはあり得ぬぞ?」


「……こんなときに。はぁ、わかったわオストロミスを倒して彼の野望を打ち砕けたら私の領土、「リザルト」とその他の土地は全部上げるわ」


これでどう? と表情で訴えかけるとふむ、と瞼を閉じて頷いて答えた。


「よかろう。ただし、条件を一つ加えようかの。全てが終わったらではなく今この瞬間からリザルト、その他の領土は妾のものだ」


それを聞いたあとしばらく思案してはぁ、とため息をついて了諾した。


「これでリザルトとフラグムントは協力体制に入る」


「協力、というよりこっちが貴方の傘下に入ったって感じでしょう」


リザルトがフラグムントの下につくという形で話はまとまり階段は終了した。



「おい、いいのかよ? 誰かの下につくようなタイプじゃないだろ?」


「目的のためには多少の犠牲もやむなしよ」


あの茜が誰かの下についてでも倒したいってよっぽかのことなのか。


「それに、悔しいけどフラグムントがリザルトより進んでいるのは事実よ。あの女はリザルトを自分の元に取り込んでフラグムント並みに発展させようとしているのよ。多分」


ただで下についたわけじゃないのか。恐らく茜は利用するつもりだ。

もしかしたら茜の性格上いずれ逆転するつもりなのかも。


やっぱり恐ろしいわ、こいつ。




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