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お嬢様の仰せのままに  作者: ワンサイドマウンテン
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騒動の後に

一連の騒動がひとまずの収拾を得たあと。後処理の為にしばらく駐屯するフラグムント兵の野営地で茜の治療の為に再び世話になっていた。



「今はまだ眠っていますが命に別状はないでしょう。しばらくすれば目を覚ますはずです。」


「わかりました。ありがとうございます。」



処置を終えた軍医が状況を伝え別の負傷者の元へと向かった。



「失礼する。茜様の容体はどうだ?」


「えーと、ダンケさん!?茜は命に別状はないらしいですがまだ目覚めませんね。」


「そうか。命に別状はないか。よかった。儂はここに着いたばかりでな。茜様が負傷したと聞きすぐにこっちに来た。まだ部下から状況を詳しく聞いていないのだ。悪いが説明をしてくれるか?」


「そのくらいなら構いません。後で部下の方にも聞いた方がいいと思いますよ?」


「出来る限りでいい、頼む。」


「はい。俺と茜は対談に向けてフラグムントに入りました。最初にこの町にやったのですがどうも様子がおかしかったので調べているとフラグムント兵と遭遇してその翌日今回の騒動の黒幕と遭遇し戦闘に突入しました。そこで茜がミノタウロスとの戦闘で負傷。そのミノタウロスは黒幕の男がこの町の住民をモンスターに変えたものだそうで。その男の目的がその人間をモンスターに変えることだと言っていました。」


「……人間をモンスターに変える、か。ありがとう、また来る。」


「はい。」



話を聞くとそう言い残し去って行った。



「……賢治?」


「!?茜!目が覚めたのか!よかった。」


「ここは?ミノタウロスはどうなったの?」


「ここはフラグムントの野営地だ。あの男とミノタウロスなら撃退した。」


「失礼する。」



うおっ!?早いな。さっき出て行ったばっかだぞ。



「茜様。寝覚めたのですね。よかったです。」


「あなたは確かダンケ、だったわね。何か用?」


「はい、今回の件を受けてすぐに茜様にはリン様との対談をしていただきたく思い準備を整えました。この件に関しては儂の部下が引き継ぎます。負傷している身で申し訳ないですがこれからすぐ都市フラグムントに向けて最短最速で出発してもらいます。」



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