次の仕事よ
「はっ、はっ、はっ、はっ。」
今日も中庭に俺の発生とロングソードが空を切る音が響いている。カイルの指導が始まってから3日が過ぎた。今日も言われた通り素振りをしている。変わったといえば回数を100回増やしたくらいだろうか。
「……今日はこれで終わりか。」
「うむ、この3日で成長したようだな。動きが良くなっているぞ?」
いつの間にかカイルが立っていた。カイルは忙しいので毎日は来ていないが、この3日間で教えてもらったのは身体の使い方、効率的な剣の振り方を教わっただけだ。まだ素人に毛が生えたくらいだろうが……。
「この調子なら一週間もすれば次に移れるな。励んでくれ。」
「おう!」
そういうとカイルは去ってしまった。忙しい中わざわざ顔を出してくれたようだ。
こっちももっと励まないとな。
「おっ、賢治こんなところにいたのか。」
「ん?シアンか。どうかしたのか?」
「ああ、お嬢様から呼び出しだ。」
「茜が?わかったすぐに行く。」
仕事でもあるのか?それならありがたいな。なんだかんだで残金1万7000ゼニーだし……。
いつもの立派な扉を開けるといつも通り茜が椅子に座っていて、その斜め後ろにリーネさんが立っている。
「……やっと来た。あんたはいつもいつも来るのが遅いのよ!もっと早く来れないわけ?」
「いや、この建物馬鹿みてぇに広いから迷うんだよ!まだ慣れてないいさ。その辺考慮してくれない?」
「そんなのは聞いてないのよ!慣れてないならさっさと慣れてもっと早く来いって言ってんの!」
「はいはい、わかりました。これで満足ですか?」
「……あんた、タダ働きさせられたいの?」
「……すいません、調子に乗りました。」
……この女!いつか復讐してやるからな?
「茜ぇー、そろそろいい?」
「そうね、ひと段落ついたし話を進めましょうか。……喜びなさい、あなたに仕事よ!」
「今回はどのくらいもらえるんだ?」
「即物的なやつね……。そうね……上手くいったら50万ゼニーくらいにするつもりね。カイルに指導を受けているのでしょう?どれくらい成長したのか見るいい機会だわ。」
「おお!そんなにもらえるのか!で、何をするんだ?」
「おつかいよ!」




