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お嬢様の仰せのままに  作者: ワンサイドマウンテン
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子供も幹部かよ!?

「おー、やっと来たか。お前がお嬢の新しい下僕ね。一応幹部扱いって聞いたけどホントかぁ?弱そうだぞ?」


「姉さん、初対面の年上の人だよ?いきなり失礼だよ!?」



おかしいな。部屋間違えたか?茜は幹部を待たせてあるって言ってたし……。今入った部屋に居たのは子供だ、小学生くらいの銀髪の髪の短いのと少し長めのが2人。長い髪の方は内気な感じで短い髪の方は活発な印象だったな。それに似てた多分姉弟だろう。長い髪の方が姉で短い髪の方が弟といったところか。なんにせよ部屋を間違えたのだろう。



「失礼しましたー。部屋を間違えたようで。」



この建物、広いからなー。迷うこともある。でもおかしいなー。この部屋まではほとんど部屋がなかったし、部屋を出てすぐの奥の部屋ってあそこしかないんだよなー。あの部屋も広かったし予想と違う子供がいたから他の人に気づかなかっただけだきっと。

わけのわからんことを考えながらもう一度扉を開ける。



「お?なんだまたお前かー?部屋間違えたんじゃなかったのか?」



やっぱりこいつらしかいない。ということは……。



「ひょっとして君達が俺と同行するっていう幹部?」


「そうだよ!なんか文句でもあるのか?もしかしてお前、俺らを子供だと思って侮ってるだろ?もしかて、お前みたいなのが新しい幹部かよ。驚いたな。」


「悪かったよ。これから一緒に仕事するんだし仲良くしよーぜ?」


「まぁ、いいけどよ。よろしくな!」


「姉さん、自己紹介しとかないと。」


「ん?ああ、そうだな。俺はシアン・ロイネルだ。こっちの大人しいのは弟のシオンだ。」


「よろしくお願いします。」


「俺は石野賢治、よろしく!しかし俺が思ってのと違うな。最初は姉弟逆だと思ったんだが。お前らって何歳なんだ?」


「俺が14でシオンが13だ。」



中学生だったか。それにしても茜のやつこんな子供まで下僕にするなんて流石にどうかと思うぞ?



「さっさと行こぜ。ダラダラしてるとお嬢に怒られちゃうからな、賢治が。」


「なんで俺だけなんだよ?」


「お嬢は俺たちには怒んないぜ?でも、カイルとかがもたもたしてると怒るから多分賢治も同じだろうなーって。」


「なら早く行こうぜ?怒られたかないし。」


「おう。」


「はい。」


「てか、なんで賢治が仕切ってんだ!俺が仕切るのが普通だろ!」


「はいはい。じゃあ頼むよシアン。」



勝気で男っぽいシアンと大人しい少し女々しいシオンとともに師匠の家へと旅立つ。

そういえば師匠はどうしているのだろうか?

茜の話が本当ならあまり遭遇したくはないが、万が一遭遇したらどうすればいいのだろうか?






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