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お嬢様の仰せのままに  作者: ワンサイドマウンテン
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下僕になってしまいました

前回なるべく早く投稿しますと言いましたが結局二週間も経ってしまいました。

最近、そもそも待ってる人いるのかな?とか思いながら書いてます。

座っていた椅子から立ち上がりその椅子が置かれている一段高い段からも降りて幼馴染は近づいて来る。そして正面に立ち口を開いた。



「一つ聞きたいことがあるの。」


「なんだよ?」


「あんたは知ってるかどうか知らないけどさっきカイルが私にあんたのある程度の立場の保証をしてくれって言ってきの。」


「知ってるよ。それがどうかしたのか?」


「どうかしてなきゃそんなこと聞いてないわ。あんた、何かカイルの弱みでも握ってるの?そういうことを頼んで来るのはたまにいるけどそれは自分の親族か親しい仲の人の時だけ、会ったばかりの人にそこまで尽くす奴はいなかったわ。しかもそれがうちの筆頭級戦力の1人。カイルはリーネと違ってあんたのようにして手に入れた奴だから今ではあんなだけど状況次第では牙を剥くこともありえるわ。徹底して縛れるほどのものでもないし……。だから少し警戒してるのよ。その相手があんただってのが気にくわないけど。」


「正直カイルがそこまでしてくれる理由はわからない。……それにしても茜がそこまで考えているのは意外だな。警戒とかなしにいつもの理不尽さで強引に解決しそうなのにな。」


「へぇ、あんたは私のことそんな風に思ってたんだ?そう、理不尽の塊ねぇ。一応カイルの頼みは了承したけど。どうしようかしら?」


「ごめんなさい!今のはえーと、その、アレだ、あの……。……。」



ついつい本音……もとい幼馴染の成長への感想が漏れてしまった。

これ以上茜を刺激しない方が良さそう(確信)なので大人しく従おう。


「まぁ、これから屈服させるわけだからいいんだけど。」



そして唐突に足を払われその場に転かされた。そして俺を足蹴にして何かを呟いた。俺を中心に魔法陣が展開された。



「『絶対尊守』のもと、この者石野賢治を縛る。」



そして数秒後その魔法陣はだんだんと俺に迫って来るように縮んで消えた。



「これであんたは正式に私の下僕ね。光栄に思いなさい。」



何が起こったのか全くわからなかった。俺はついに茜の下僕になってしまったようだ。



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