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お嬢様の仰せのままに  作者: ワンサイドマウンテン
13/62

その仕組みは

前回の投稿からかなり遅れてしまいました。

なるべく早くに次も投稿する予定ですがいつになるかはわかりません。


どれほどの時間が経っただろうか……。

茜との勝負で殺されかけた俺は、すんでのところで止めに入ったカイルとリーネによって助かった。そして、勝負に負けた俺は問答無用で茜の下僕になるののだ。

カイルが茜に取り合って下僕の中でもある程度の立場を保証してくれるよう交渉してくれている。

下僕になるその時は刻一刻と近づいてきている。



「待たせたね、賢治。お嬢様のところまできてもらうよ。」



扉が開きカイルが現れる。

いよいよその時がきてしまったようだ。

俺は力無く頷き部屋からゆっくりと出る。



「どうなった?」


「……すまない。それはいうことができない。お嬢様から何も言うなと言われている。何故なのかはわからないのだが。」


「……そうか。」



守秘義務ってやつか?

確かに理由はわからないな。

それより待っている間から気になっていたんだが、



「なぁ、下僕にするって言ってるけど呪術的な何かで縛ったりするのか?」


「そんなことは無いよ。」


「それならいつでも逃げ出せるんじゃないのか?」


「そうはいかないよ。さっきは呪術的な物ではないと言ったけど……やっぱりやめておこう。その答えはお嬢様に会えばわかるよ。さぁここからは賢治1人で来いと言われているからね。」



目の前の立派な扉が開かれる。

その先にも廊下は続いているようだ。奥にまた扉が見える。その扉の先に茜はいるのだろうか。

一歩ずつ足を進める。

そしてついに、奥の扉の前に辿りついた。

この扉を開けたら俺は……。

戸惑いながらも手は扉を開けていた。



「ようやく来たわね。」



扉を開けた先には足を組んで1人椅子に座り薄く笑みを浮かべる西園寺茜の姿があった。




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