忘れたくない。
人の希望と言う作品の続編であり、これで終わりです。
忘れたくないはずなのに、思い出せない。
見たことないはずなのに懐かしい景色。
ふとした瞬間に心が割れそうなほど震える。
風を感じるととても穏やかな気分になる。
どーでもいいことが大切だと思えたとき、人は人としての進化を終わる。
人という概念が存在した時点で、魂や体のある場所は決まっていた。
僕は僕だ。
生まれても。
死んでも。
生まれ変わっても。
また死んでも。
僕は僕なんだ。
シロ、それが最初で最後の僕の名前。
後にも先にも僕の名前。
右往左往しても僕の名前。
僕は人だ。
人が死んだ後のヒトは新しい世界の人と言えるだろう。
僕はシロ。
真っ白な人。
僕は僕。
そうだよね、クロ。
読んでいただいたのであれば有難うございます。
何も言うことはありません。