設定とか色々
感想欄にあった要望に答える為の場所。
要望があればその都度、更新する予定。
2013/8/24
登場人物を追加。人形分は後日追加予定。
2013/9/4
人形(長女、次女、三女、六女、七女、十二女)を追加。
転生
上限解放の為の通過儀礼。未転生キャラの上限が二○○なのでこれより上を目指すには転生クエストを攻略する必要がある。
一度転生すると初期レベルに逆戻りするがより多くのポイントを持った状態からのやり直しなので結果的に強いキャラクターを作り直せる。但し、上限が二五○と定められている。
ステ振りの限界値は未転生で一○○、転生で一五○、限界突破なら三○○と定められている。
限界突破
最後の上限解放。誰でもできる転生から一転して鬼畜仕様のボスモンスターとの戦闘を強いられ、数多の廃人プレイヤーが泣きを見た。その分、強さは折り紙付きで公式チートと言われる。どのぐらいチートかと言えばカンストプレイヤーは激しい混戦が繰り広げられるGvGで無双したり一人ローラー作戦とかできちゃうレベル。
達成難易度があまりに難しい上に期日までに条件を満たせなかった場合、装備没収という前代未聞のペナルティを喰らう。クエスト用に配備された魔物がレベルドレイン使うわ露骨に後衛狙うわ必中防御無視なんて理不尽なスキル使うわでかつてないクレームが殺到したのはある意味当然の結果。難易度が下方修正されることはついになかった。
それでもちゃっかりクリアしてるプレイヤー達がいるから廃人たちの執念は恐ろしいというかヴェルトオンラインで遊ぶプレイヤーは揃いもそろってドM精神旺盛である。
迷宮
ゲーム時代でいうダンジョン。普通のプレイヤーはここでレベル上げをする。
難易度はピンキリ。全裸装備でも行けるところもあれば廃人が泣きを見るレベル、プレイヤーメイドの迷宮と多種多彩。
初級は普通に弱い。敵云々よりダンジョンがどういうところかプレイヤーに教える所。
中級は魔物の属性と種族が統一されてる。迷宮に見合う装備をしていけばどうにでもなる、所謂普通のダンジョン。
上級から難易度のインフレが始まる。厄介なスキルを持つ魔物の数が一気に増え、ガチガチに対策立てても運が悪いと全滅するのがデフォ。その分ドロップも経験値も美味しい。
廃級ともなれば上級ダンジョンのボスもここでは大量に徘徊する雑魚レベル。瞬時にあらゆる局面に対応できる能力が求められるのは勿論、あらゆる属性を持つ魔物が一斉に襲い掛かってくる。属性付き防具を装備しても弱点属性を突かれたり狙い澄ましたかのように背後沸きしたりノックバック攻撃で隊列を掻き乱したりとにかくろくでもない。ただ、ドロップ品も秀逸なので連日のようにプレイヤーが押しかけてくる。
職業
RPGでは定番の剣士や魔法使いといったもの。
スタート時は【ニート】と、そこはかとなく悪意のある職業だがそこから色んな職業へ派生していく。中には規定のレベル、複数の職業技能が一定数に達してなければ転職できないものもある。
大別して剣士職・魔法職・生産職の三種類から選べる。
種族
世界を彩る要素の一つ。性別による能力差はないが種族による能力差はある。
ヴェルトオンラインの世界に存在する種族は以下の通り。
・ヒューマン
族に言う人間。ヴェルトオンラインで一番人気のある種族。
転職不可能な職業はなく、100円で販売してるアバター用の課金パーツも豊富に揃っている。全種族中最弱のステータスなので装備の面ではかなり工夫しなければ上位プレイヤーの仲間入りは難しい反面、職業の掛け持ちが出来る唯一の種族でもある。
例えば特殊派生職の【魔法剣士】は【ウィザード】と【ナイト】をマスターしなければならない。
自然を切り開いて独自の文明を築いたというだけあって、何処でも生活できる。
・エルフ
ヒューマンの次に人気。NPCもそうだがアバターのパーツも美形が多い。
MDEF補正が最も高く、STRが極端に低い種族。デフォルトで【土属性ダメージ軽減】を持ってる。転生すると半減になって限界突破クエストを攻略すると無効になる。INTとDEXもそこそこ高いので【マジックガンナー】に向いてる。生産系の職業に転職できない。
余談だがDEXが高いのに何故かエルフのNPCは皆揃って料理の腕が壊滅的で当人たちも薄い胸と同じくらいそのことを気にしている。指摘したら魔法が飛んできます。
・ドワーフ
低身長のぽっちゃり系。顎髭がとっても魅力的で日本人よりアメリカ人に人気がある。
STRとDEXのバランスがいいので剣士系・生産系に向いてる。デフォルトで【火属性ダメージ軽減】を持っている。転生すると以下略。
剣士か商人に転職させるかはプレイヤーの好み次第。魔法系の職業に転職できない。
設定的にエルフとドワーフは仲が悪いとされてるが大昔にあった小競り合いをエルフ側が未だに気にしているだけでドワーフたちはそんなことはもう忘れてる。仲良くなりたければ大樽一杯の酒を用意すれば職人気質のドワーフだろうとすぐに打ち解けられる。
・ピクシー
兎が擬人化したような種族。
AGI補正が最も高く、同時に索敵能力にも優れている。デフォルトで【水属性ダメージ軽減】を持っている。以下略。
HPの低さが目立つので素早さを活かした【アサシン】や【スカウト】にして上手く立ち回るも良し。もふもふ要因として抱っこされるも良し。魔法使いにするのもいいが上位の魔法職及び、生産職全般に転職できない。警戒心が強く簡単に気を許さない反面、認めた相手には生涯を掛けて仕えることから、ピクシーを登用する貴族は決して少なくない。
・フェアリー
ピクシーより一回り大きい。
INT補正が最も高いので当然のように魔法職にするプレイヤーが多い。デフォルトで【風属性ダメージ軽減】を持っている。以下略。
上位の剣士職に転職することができない上に打たれ弱いのでゲーム慣れしてないと事故死が多発する。下手すれば装備固めても中堅クラスの魔物の攻撃一発で沈む。とは言え、AGIもそこそこ高いので熟練者になれば攻撃を避けながら魔法を撃ち込むなんて厨二的な技も。
楽しいことが大好き。年中あちこちを放浪しているので一箇所に留まることは珍しい。
・ギガント
俗に言う巨人。平均身長二七○センチのマッチョマン。
STRとVIT補正が最も高い反面、INTは文字通りゼロ。MDEFも最低値だがそれでもタンク役に適した種族であることに変わりはない。デフォルトで【無属性ダメージ軽減】を持っている。大人の都合で転生しても半減とかはしない。魔法系・生産系の職業に転職できない。
仲間の盾になるポジションである筈なのに前に出ると『デカくて見えない、邪魔』とか言われて中の人がこっそり涙を流しているとかいないとか。
腕っ節にものを言わせて御山の大将になってやろうというのが多く、弱者、特に弱い癖に野心だけは一人前で小細工を弄するヒューマンを侮蔑している。
・ノスフェラトゥ
ヒューマン限定で特定の条件を満たして転生することでなれる。俗に言う吸血鬼。
全ての能力の補正値が高い上に【闇属性吸収】【闇属性与ダメージ増加】【吸血】【トランスミスト】と言ったチートスキルがデフォルトで備わってる。が、吸血鬼の宿命で日中は戦闘力が一割まで低下する他、【光属性ダメージ三倍】【魔法武器ダメージ二倍】【銀武器ダメージ二倍】がパッシブスキルとして追加されてる。強いことには強いが弱点のある敵なんてしっかり対策すれば勝てるのがRPGの常識。
ただ、毎週行われるGvGならまだしも、鯖別対抗戦や世界大会は絶対日中にやるので参加しても全く意味ない。
尚、条件を満たせなかったからと言ってペナルティを付けるほど運営は極悪ではない。
・鬼人
キャラ作成時、極稀に登場するレア種族。
ヒューマンを一回り強化したような能力で転職不可能な職業もなし。デフォルトで【ダメージ軽減】持ち。転生しても半減とかしない。
設定としてはヒューマンよりの種族だが魂が汚れた存在として村を追い出されたという設定に基づき、NPCの好感度を上げてクエストをこなして名誉住人の称号を得るまでは大きな町に入れないが、だからと言って特別困るような事態にはならない。
鬼人として生まれたNPCは住処を追われ、人里離れた場所で暮らすか知能の高い魔物の配下になることが多い。
・天使
課金種族その一。
全ての能力に優れつつINT・DEXに高い補正が掛かる上にデフォルトで【魔法ダメージ半減】【光属性吸収】【回復量二倍】【光属性与ダメージ二倍】とか持ってるからもう色々反則。苦情が沢山来たけど運営は普通にスルー。そんなチート種族は一万円で買えるそうです。鯖別対抗戦・GvG・PvPには参加できない。
尚、翼があるからと言って飛行できる訳ではない。
・魔人
課金種族その二。
全ての能力に優れつつSTR・VIT・AGIに高い補正が掛かる上にデフォルトで【物理ダメージ半減】【闇属性吸収】【回復量二倍】【闇属性与ダメージ二倍】とか持ってる。やっぱり苦情が来た。お値段は天使と同じ一万円。やっぱり鯖別対抗戦・GvG・PvPには参加できない。
・人形
人形遣いが創り出す自身の分身とも呼べる存在。地雷職であるが故に戦闘での運用はかなり難しい。
本作に登場する人形は以下の通り。
リーラ/長女
限界突破して最初に作った人形。思い入れが深いということで一番良い装備で固めている。
攻撃よりの万能型で主人のことは尊崇しているレベル。モデルは中学時代の初恋相手の同級生。結果はお察し下さい。
天城紫/次女
攻撃特化型の人形。振り袖を着込んでいるせいで大したことない奴だと思われがちだが油断すると二刀流の前に蒸発する。主人が彼女を先輩と呼ぶのは中学時代、憧れだった生徒会長をモデルにしてるから。
セリア/三女
魔法特化型の攻撃専門の人形。金髪縦ロール、エルフ耳に凹凸のない絶壁。姉妹の中では恐らく一番我が強い。誤解されがちだが実は寂しがり屋で良く人の多い場所に居座って寂しさを紛らわせて……おっと、誰か来たようだ。
和泉歌音/六女
制御担当の人形。主に味方へバフ掛けたり敵にデバフ掛けたりするのが仕事。ヒーラーが回復特化なら制御は集団へのバフ・デバフに特化したタイプ。気が弱くて受け身になりがちだが控え目ながらも自分の意見はちゃんと言える。
シャルロット/七女
攻撃特化型の人形。紫と違うのは徒手空拳であり、手数重視であること。セリアほどではないが反抗期の娘みたいに主人に楯突くも、最低限主人に作られた人形としての責務は果たしてる。歌音のことが大好き。
駿河紫苑/十二女
生産特化型の人形。流石にここまで来ると息切れもするので課金装備の力を借りて仕上げた。よって、彼女が身に付けているのは全て課金装備。本来は廃性能である筈なのに生産特化であるが故に猛威を振るうことはない。大人しい娘だった筈の人形は五○○年という歳月を経て腹黒になったものの、主人への愛が廃れることはなかった。
=登場人物=
柊弥生/パルフェドール
本編の主人公。異世界での名前はエルフォード。ゲーム時代は公式認定の不遇職をメインに狂気とも言えるマゾプレイを貫き通してきた猛者。プレイ時間が廃人かと思いきや、やるべきことはしっかりやているので累計プレイ時間は平均を上回っている程度。
不遇職とは言え、レベルカンストしているから強いか弱いかの二択で言えば間違いなく強い……が、本領を発揮するには自慢の人形が全て揃った上で大赤字前提でリソース注ぎ込まなければ話にならない。逆にそれさえ実現可能であれば多分本作最強。だって十二体の人形が一斉に攻撃してくるんだもん。
アルフォード/断罪の処刑人
弥生よりも早くヴェルトに酷似した世界にやって来た人類最強候補の一人。異世界に来て間もない頃は貴重なレベルと財産にモノの言わせて結構やんちゃなことしてたが結果的に大陸に点在する国家に目を付けられ、あるときは勧誘されある時は謀殺されかけたり波瀾万丈な日々を過ごしていた。
作中はあまり表記されてないが面倒見が良く、部下からの信頼も篤い。
厳島紗音/ウォリアー
深窓のお嬢様。山奥にある全寮制のお嬢様学校の中でも文句なしのお嬢様……かと思いきや意外と芯はしっかりしている、自分の考えをキチンと口に出して発言する行動力は備わっている。
友達付き合いでVRマシンに触ったのが運の尽き。何処とも分からない世界で弥生に拾われたのはまさに幸運の一言に尽きる。
弥生が舌を巻くほど秀才で、一度言われたことは決して忘れず、日々の鍛錬を怠ることのない努力家でもある。物覚えが良すぎてそのうち追い抜かれるのではないかとこっそり彼女の師が危惧しているとか。
ザード/ロルドス
世界樹の町を治める領主。
取っつきやすい性格で住民からの信頼も篤い。影の実力者。
ビリー/ヘヴィウォリアー
冒険者パーティー・ケンタロスのリーダー。重戦士タイプ。
冒険者全体のレベルで言えば中の上レベル。筋骨隆々の体躯に白い歯を見せる笑顔がとっても素敵なマッチョマン。そっちの気があるかは不明。
ライラ/プリースト
ケンタロスのサブリーダー。パーティーの要とも言えるヒーラー。
いつもニコニコ笑顔を浮かべる彼女はお母さん的ポジション。
ビスマルク/アーチャー
ケンタロスのメンバー。弓使い。
慣れない人には無愛想。慣れてくると毒を吐く。どっちにしろ持てないタイプ。
ミシェル/マジシャン
ビリーの妹だけど全然似てない。
人見知りが激しいので話せるようになるまでが長い。パーティーの有望株。
マリア/人形技師
まさかの人形遣い。戦闘要員というよりは過去の人形を研究している。
研究優先で生きているせいか、身なりはよろしくない。弥生基準で『魔力操作を覚えれば人形遣いとしては成功するかも知れない』とのこと。
ローウェン・フォン・ファルエン/結界師
シューレを治めるハイエルフの領主。数少ない落とし子事件の目撃者である為、多大な血を流して世界を救った人族に好意的。息子たちは良く出来たエルフだが末娘のフリージアが悩みの種。
アレス/使用人
ローウェンの秘書を務めるピクシー族。
有能だけど影が薄いのは本作では良くあること。
フリージア・ファルエン/フェザーナイト
人族とエルフのハーフ。エルフよりの血筋であるせいか、外見はエルフそのもの。
好奇心が強く、美しいモノが好き。美しいの基準は美術的価値のある者と美と力を兼ね備えた強さ。美と力を兼ね備えたという意味では四英雄の一人・エルフォードを尊敬しているが当人に向かって暴言を吐いたことに彼女が気付く日は来るのだろうか……。
アリッサ/プリースト
フリージアの付き人兼護衛。
実は何気に厨房も担当してるスーパーメイド。最近の楽しみは弥生からレシピを教えてもらうことだとか。
ダニエル/商人
スルガ商会の幹部。御年六五歳。
弥生曰く、『積極的に関わりたくないタイプ』とのこと。
アマリリス/見習い戦士
オルフェウス出身の貴族に仕えていた従騎士。
襲撃事件以降はすっぱり騎士を辞めて冒険者稼業をしながら武者修行の旅をしているらしい。趣味は手芸。
サイネリア/見習い戦士
オルフェウス出身の貴族に仕えていた従騎士。
アマリリス同様、現在は冒険者稼業をしながら武者修行中。趣味は料理。
エルメス/バーサークウォリアー
冒険者ギルドオルフェウス支部・礫の揺り籠のマスター。荒くれ者を実力で束ねるその力は本物。落ち着いた物腰と口調に騙されがちだがかなり好戦的。
転生こそしてないが未転生では最強クラス。