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自己消失

作者: 八月一日
掲載日:2012/04/05

あの人は自分を持ってない。いや、自分がなんなのかすら知らない。

誰かにあわせて挙動をとり、そこには誰かしかなくて自分がどこにもない。誰かのためだけに生きてるかのように。

そして相手を真似る。喜怒哀楽ですら他人。どこをどれだけ探しても他人しかいない。在りようが他人。生き方すらも他人。



他人他人他人他人他人他人他人他人他人他人他人他人他人他人他人他人他人他人 ……。



きっとあの人はなにもない。なんにでもない。その場その時に真似て他人にあわせる。自分なんてものはどこにもない。

いうなれば、あの人は--生きた鏡みたいだ。

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