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ローマ神はいつも気まぐれーロマンティックなSFラプソディ短編集ー

ep.1
 主人公、佐世保桜(させぼさくら)の幼少期の願いを叶えに来た、ローマ神アポロとオウィディウス。お見合いを断るための小芝居を劇団の友人である関門朝風(せきかどあさかぜ)に依頼され、恋人のフリをして彼の両親と会食に出向く。
 そこでさらに彼の母には、家の会合で朝風の妻のフリをして欲しいと依頼される。「劇中劇中劇」という聞いたこともない場面に遭遇した桜。そこに結婚のことなど知らない親戚と父親が乱入、テレパシーやサイコキネシスを使ってなんとか桜を助けるローマの神々。ドタバタをしながらも朝風が彼女にとって最良の伴侶となることが証明されるSF演劇コメディ。

ep.2
細波映磨(ささらなみえま)は素行不良の高校生。言葉遣いは粗悪、見た目が茶髪、着崩した制服で登校する問題児。だがその実体は母親思いの優しさを隠している。そのギャルの風体になったことには理由があった。一年前、音大を目指して頑張っていた素直な少女に、クラスの女子たちが濡れ衣を着せた事件。ところがその運命そのものが間違った世界の産物だった。ローマの神・フォルトゥーナと転生した父親、黒鍵真中(くろかぎまたる)が彼女をもとの世界、彼女の本来送るべき人生のルートに引き戻す。徐々に運命の女神と幾何学の理論は彼女の身の回りに変化をもたらした。父娘の親子愛を主題とした作品。

ep.3
 光男(みつお)は読書好きの大学生。幼なじみの純麗(すみれ)は孤独で健気な優しい女性。彼がある時手に入れた栞(ブックマーク)。その栞は光男の読書した本を養分として彼の願いを現実の物とする不思議なアイテム。その奇跡の鍵を握るのは太陽神アポロ。
 栞が変身したタイムマシンで過去に戻り、純麗の父母の願いを結婚式に反映させる光男。おきまりのと言えばおきまりの古典SFの物語展開。光男の読んだ物語の養分は、光男と純麗にどんな奇跡を起こすのか。古典的至玉のファンタジーSFテイストを令和の世で描くとこんな感じかな? と作者の勝手な創作意欲で綴るロマンティック・ファンタジーSFのはじまり。
ep.4
野辺山宙(のべやまそら)はアラサーの天体学習センター勤務。「天文バカ」と揶揄されて、彼女に振られる。「月の女神のような人をを探せば」と言われて落ち込む。隣の部屋に月の女神のような人物が引っ越してきた。その隣人、出井青菜(でいあおな)は果たして何者なのか……。
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