君を思い出したい。
どうも、作者のそこら辺のモブAです。
今回はこの作品を目にとめていただきありがとうございます。
作者はこれが処女作ですので、誤字脱字やよく訳の分からない文章が多数出てくる場合があると思います。
そこは教えてください。お願いします。
その他、よろしければ評価等をいただけると幸いです。
なお、主の状況しだいで更新頻度も変わってくると思います。
そして、この作品を皆様を感動させられるような小説にしたいと思っています。
どうぞよろしくお願い致します。
それでは、私はこれで失礼します。ぜひ小説をお楽しみください。
「ねぇ、あのさ。」
彼が私のことを呼ぶ。
もうすぐ記憶を失う彼が……
「大丈夫」
彼女がそう言って笑う。
もうすぐ彼女を忘れてしまうのに……
失いたくない。
2年前、医師から告げられ衝撃的な言葉。
「記憶を失う奇病ですか……」
「はい、この頃何か忘れたりしてませんでしたか?」
「……中学生の頃の友人の名前や約束事は忘れたりしていました。」
「それはいつ頃でしたか?」
「2ヶ月ほど前です。」
「そうですか……。とてもいいずらいのですが、実はこの奇病にかかった人は3年以内に記憶を全て失ってしまいます。」
「……え?それは…どうにかできないんでしょうか。」
3年…という時間は長いようで短い。
「申し訳ありません。奇病ということもあり、我々も治療の仕方が分かりません。」
「……そう、ですか。」
治療の仕方がわからない……俺が記憶を失う3年以内には多分、見つけられないだろう。
どうして、こんなことに。それしか、考えることが出来なかった。
それを見かねた医師が
「とりあえず今日は終わりにして、後日また来てください。我々も頑張ります。」
との事だった。俺はその時どんな顔だっただろうか……でも、ただ一言
「わかりました。」
とだけ言って病院を出た。
彼女には、なんて言おうか……記憶を失う、ごめんな、別れよう……
あぁ、自分が嫌になる。
とりあえず彼女に伝えに家へ戻ろう。
俺は家へ急いだ。