あの春の日に
【彼】は記憶を失い彼女を手放すかもしれない。
【彼女】は彼といると胸が痛くて彼を手放すかもしれない。
でもあの日彼らは約束した。
「もし、またあの春の日に出会えたら君を思い出したい。」
【彼】が言ったのはその言葉。
「じゃあ私はその春の日に桜の木の下で待っているわ。」
【彼女】はそう言って笑った。
きっと、また、2人で笑い合えることを信じて。
これは、記憶を失う【彼】と思い出して貰えない【彼女】の儚く美しい恋の話……
【彼女】は彼といると胸が痛くて彼を手放すかもしれない。
でもあの日彼らは約束した。
「もし、またあの春の日に出会えたら君を思い出したい。」
【彼】が言ったのはその言葉。
「じゃあ私はその春の日に桜の木の下で待っているわ。」
【彼女】はそう言って笑った。
きっと、また、2人で笑い合えることを信じて。
これは、記憶を失う【彼】と思い出して貰えない【彼女】の儚く美しい恋の話……
君を思い出したい。
2021/01/16 16:44