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5分で読める短編集  作者: 鳥乃雛
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勤勉で素晴らしく優秀で有能な皆様方へ

済まない。今まで君には随分と酷なことを言ってしまった。


君は以前に、私の指摘を攻撃のように感じると言っていたね。


事実、その通りだったんだ。


君は私達とはそもそも身体の作りが、脳の形が違っていたんだ。


私が君に言ってきたことは、翼のない者に飛べと言うようなものだったんだ。


申し訳ない。


病なら治るかもしれない。疾患なら一過性のものかもしれない。


だが、そもそもの性質が異なっているのなら、それに見合った対応を考えるべきだったんだ。


君に対して、期待を持って接してきた私が間違っていた。


君は私から、ずっと実現不可能な、夢物語のような指摘を受け続けていたんだ。


それがずっと君を苦しめていたんだね。


本当に悪かった。


君とはもう関わらないことにするよ。


私は実のところ、ずっと君に我慢がならなかった。


だから、ずっと君に対してあれがよくない、ここをこうしろと言い続けていた。


しかし、君は変わらない。それは変えようがない君の特性だった。


私が愚かだったのだ。


それならば、身を引いたほうがお互いのためだろう。


君にとやかく言ってくる人間はもういない。


君は自由になった。


これまでの君への対応については、いくら詫びても足らないくらいだろう。


君に対して、誤った言葉しかかけることができなかった私だ。


だが最後に、そういった人間に対して言うべき、正しい言葉を伝えさせてくれないか。


「大丈夫、きっと君にでもできることはあるよ」




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