礼なんていい。
どーぞ
『綺羅じゃねぇのかよ!』
俺は、綺羅の声のする方へ走った。
花金『碧嶺…!』
(行かないで…!)
俺は、夢中になって
綺羅を探した。
男『胸、ちいっせぇ♫』
綺羅『やだ!誰か…』
(…え?)
俺は、綺羅にブレザーをかけ
男の胸ぐらを掴んだ。
男『お、お前は…!』
男は震えた声でそう言った。
『誰の女に手ぇ!出してんだよ!』
碧嶺は、今までした事のない
表情をした。
そして、学校中に広がるような
大きな声で男を怒鳴り付けた。
男『は、はぁ!?』
『聞こえなかったのか!!?』
男『綺羅、ちゃんはお前のモノじゃないだろ!』
『気安く名前呼んでんじゃねぇ!!!』
バコッ
男『いって!も、もうしませんから!』
『ふ!』
ベシッ!
碧嶺は、男を一発殴ると
力強く投げた。
男『ごめんなさい!』
綺羅『あお…みね…泣』
『大丈夫か?』
綺羅『ぅん…怖かった…泣』
と碧嶺は、しゃがんで
あたしを抱きしめた
『遅くなってごめん…』
綺羅『あお…みね…?泣』
『なんでもねぇ…これ着てろ』
と言うと碧嶺は
あたしから少し離れた
綺羅『ぅん…ありがと…泣』
『立てるか?』
綺羅『ごめん…足が震えて立てない…』
『ほら』
と碧嶺があたしに背中を向けた
綺羅『え?』
『乗れ』
綺羅『でも…』
『んじゃ、置いてくぞ』
綺羅『やだ!』
『じゃ、乗れ』
綺羅『ぅん…』
あたしは、碧嶺の背中に乗った。
『よっと』
綺羅『ありがと…』
『礼なんていい。』
綺羅『で、でも…』
『俺がしたくてした事だから』
綺羅『……////』
(…バカ)
と碧嶺はあたしをおぶって
保健室に向かった。
続く
まだ、続きます




