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200文字小説集

食欲の秋(200文字小説)

作者: 日下部良介

テーブルの上には所狭しと料理が並んでいる。

「頼み過ぎじゃないの?」

「だって食欲の秋よ」

 そう言って満足そうな笑顔を見せる彼女。

 順番に箸をつけていく。

「フフ、幸せ」

 彼女は食べているときは本当に幸せそう。

「美味しいわよ。あなたも食べて」

「君の笑顔を見ているだけで僕はお腹いっぱいだよ」


「お腹いっぱい…」

 ほとんどの料理を彼女が一人で平らげた。


 翌日、ジムで汗を流す彼女が居た。

「ダイエットの秋よ」

「そうだね…」





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― 新着の感想 ―
[一言] 拝読致しました。 食用の秋になってますよ。
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