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帝国防衛軍  作者: 334213
1/3

第36前哨基地‡‡

寂れた前哨基地、何処からどう見ても廃墟であったが…本命は地下シェルターにある。

彼は並んでいる人集りの最後尾に付いて基地内部へと入っていく

そこで数時間過ごして自身の持ち込んだ武器の弾薬を探しに行くと…

あれから数時間も歩き回っている

基地内部のコンテナはゴミ溜めか弾薬ばかりだった。

だがどれも合う弾薬ではなかった。

俺は手にしている武器を倉庫に捨てた。

他にも使われない武器が沢山転がっており、俺と同じ武器も乱雑に置かれていた。

もうここに用は無い、来た道を戻ると少ないが人が集まっていた。

新しい武器を調達に聴き込んでみることにするが…


「コックから兵士かぁ…」


まず一人目は元料理人のようだ。

禄に訓練もされていない、これから訓練が始まるに違いないと思っている。


「アンタ、何処から来たんだ?俺は土木建築業を辞めて志願したんだ」


二人目は志願兵、こいつはまだいい方とは思う…しかし釈然としないこの空気は何何だろうか?


「はぁ…俺達どうなっちまうんだろう」

「帝国防衛軍は人員不足という噂が出てる…僕も残党掃討に駆り出されるんだろうな…」

「ところで君、帝国防衛軍の者か?俺達は呼ばれたんだ。どんな内容か知っているかい?」


三人組に話しの中に入れられたが、どう返答すればいいのか全く分からない

俺は首を横に振って両腕を肩より高い位置に広げた。


「はぁ〜どうやら俺達、辺境基地に集められたみてぇだ…」

「見た感じ君は、他の基地から来た兵士ぽい感じがして来たよ…」


彼等の話しをある程度聞き流しながら時間を潰していると階級が少し高い人がやって来た。


「整列しろクズ共!並べ!」


他の者達は言われた通りに並んで立って待っていたので空いているところに俺は立って待つことした。

暫くすると彼からの長怠い演説の様な話しを聞かされ案の定この基地は深刻な人員不足と食料不足に陥っていた。

その上、蒼い軍勢の残党が今だに潜伏している最前線でもあった。

俺は奴等とは20年も戦い抜いたが…結果として同じ現象を見ている。

この射撃訓練も二回目だ。


「他のクズ共とは違うな、上々だ」


以前はこんな事は言っていなかった。

やはり僅かに余裕は出来ているように思える。

だがこの後の展開は同じだった。

大扉の向こうから斥候兵が帰ってきた。


「中尉!グーペンリュート残党軍が襲撃してきました!」

「なんだと!?よしクズ共!仕事の時間だ!」


俺達は中尉に続いて地表へと向かいながらガスマスクや防護服のを装着する。

相変わらず俺の分が無いが、以前と同じ様に何とかなるだろう…


「中尉!お気を付けて!」

「この地域の治安を守る!行くぞッ!」

「「「オォォッ―!」」」


どうせあの場所で死ぬのだから




「いたぞ!奴等を見つけ次第破壊しろ!」

「「「サーッ!ヤボール!サーッ!」」」


民間からの叩き上げ訓練された新兵の士気は十分に見える。

これも以前に見たように奴等に包囲されて何名か死ぬ、だから俺が先手打って潜伏場所を狙撃する事にした。

記憶が正しければ距離400メートルに照準器をゼロイン調整し単射で撃つ、左角の瓦礫の下も、看板の裏に居るだろうと思われる場所に一弾倉全部撃ち切る。

すると時間差で奴等は爆発した。


「何!?他に隠れていただと!貴様ら周囲警戒しろ!」

「周囲に人影は見当たりませんが…?」

「貴様、良い腕だな…他の召集兵よりマシだ」


今回のこの場面での戦闘で負傷者は誰も出なく済んだ。

俺は単独でかけ走って奴等を倒し、中尉の隊列は他と相手してこのエリアの掃討は終わったようだ。


<ソナーに反応!中尉!前方から敵軍の戦車隊です!>

「何だと!?こっちには碌な対戦車火器は揃えていない!貴様ら基地に立て籠もるぞ!急げ!」


前には無かった現象だ。

俺が前に死んだ時は奴等の戦車砲の砲弾を直撃した時であった。

戦況は中尉と俺しか居ない状況であったが今回ばかりは登場が早過ぎる…

たしか右手のビルの下に奴等が使う対戦車火器があった筈だ…


「おい!何処に行く!」

「早く戻って来い!奴等の戦車砲の精度は恐ろしいぞ!戻らんか!」


俺は運良く奴等が使っていた対戦車火器を手に入れたが…大型の銃、もはや砲に近い

しかも銃身が上下に分かれている。

これを奴等の方に向けて発射しようとすると銃本体からタービン音が聞こえる。


「 何だそれは!……よくやった貴様、そのまま狙い定めろ!鹵獲した弾薬を基地から持ってきてやる!クズ共ッ弾薬を運べ!」


中尉が近付いた時にこの銃を見て察したかのように対応する弾薬を部下に持ってこさせていた。

今までに無い展開だ。

今回ばかりは勝てそうだと思える

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