ep.68 異界の地からの援軍
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アメリカ合衆国南極基地
内部は普通にアメリカからの派遣された者たちが寝泊まりしながら基地で働いているようだが恐らく人間牧場(通貨発行元)が装っているのだろう。家畜団が通り抜けたゲートが基地の壁にあるのに観測隊が気づかぬわけがない。
南極基地から少し離れた場所へホバーボードを使い移動する家畜団。
家畜団は南極の寒さが激しい為、ヌールと交渉し数路が異界の地に転移し出向きデパルタメントの飛行船を調達できないか交渉に向かった。
1時間程経過。
数路はヌール含む飛行船10機の飛行船団と警備隊300名が家畜団の応援として此方の世界に転移し戻ってきた。
デパルタメント本部もヌールの進言、数路との思念伝達機による悪意がないことを確認して家畜団の人間牧場(通貨発行元)殲滅に協力する運びとなった。
中上「ヌールさん、ありがとうございます。」
ヌール「中上殿、デパルタメントも太古の悲惨な事態を招かないためにも協力は必要と住民一人一人の思念伝達機の住民投票により全開一致ですぐ決まりました。」
中上「羨ましいですね。住民の意見がきちんと反映されて。我々の世界は酷いものですよ。人間牧場(通貨発行元)の充てがわれた政治が議会で話し合いをしている芝居で民衆を騙していますからね。」
ヌール「私たちも太古の王朝制は今の地上牢獄の人間牧場(通貨発行元)の支配と変わりありませんよ。失敗から学び2度と過ちがないようにようやく今のデパルタメントのシステムがあるんです。」
ヌールは申し訳なさそうな顔をして話を続ける。
ヌール「太古の王朝の命令によって科学者たちは利用され遺伝子組み換えによってあなたたちの祖先を創り出してしまったのですから本当に申し訳ない気持ちしかありません。」
数路「旧人類も人間牧場(通貨発行元)みたいなことしてんたんだし、完璧ではないということ。だけどヌールさんの世界は凄いよ。戦争もなく、平等だな世界を創り上げたんだから。思念伝達機で愛や自由など偽善で語る奴もいない。人が人を欺けない世界。最高だよ。動植物とも思念伝達できるし。勝手な解釈をする人間本位に決してならない。」
ヌール「さすが数路殿、ありがとう。家畜団と共に地上牢獄を現在のデパルタメントのような権力者がいない世界になる為の協力は惜しまないよ。」
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ヌールはデパルタメント司令参謀本部に去年エリア長から就任。
あと1年で満期でヌールは司令部本部も退任する。
警備隊員たちも2年経てば警備隊を退任。他の部署又は街の職などに就く。
公職は同じ部署に2年就いたら同じ部署には戻れない。
現在の異界の地デパルタメントは政府、政治、政党というシステムはない。
住民一人一人がランダムに公職や一般職に指名される。学歴や経験則は必要としない。
デパルタメントでの様々な決め事があれば住民投票で決めている。1人でも賛同しない場合は全て却下となる。
デパルトメントには絶対権力者が発生しないシステムが構築されている。
思念伝達機によって嘘偽りはバレてしまう。また周囲を騙し洗脳下し権力を持とうとすれば全てお見通しになる。
通貨も硬貨のみで2年おきに新たな通貨に変わる。手持ちの旧通貨は新通貨と同等価値で交換ができない為、旧通貨の製造原価での新通貨との売却となり十分の一の価値になってしまう。
2年以内で硬貨は使い切らなければならい。資源売買は禁じらているのも権力者を生み出さない為のシステムだった。
それと比べて人間の此の世界はなんなのだろう。一部の通貨発行権所有者が全世界を取り仕切り非常な社会を生み出している。更に分断統治支配という手法で民衆を欺き戦争で争わせながらメディアを使い平和、愛、平等を民衆に洗脳する。
通貨発行元は医療や健康と銘打ち薬品や食品や飲料に毒物を意図的に混入。民衆の思考能力、疑う力を奪い、知能の低下をさせている。
現在、人間牧場(通貨発行元)が支配しているだけだが、此の人間社会は太古から変わらない。それは太古のデパルタメントの遺伝子組み換えによって創りだされたのが我々人間であり"新人類"とデパルタメントではそう呼ばれている。
デパルタメントはそれまで王朝制であり我々と同じ不条理な世界であったが"新人類"にデパルタメントは破壊尽くされた。
デパルタメントの住民は決起し"新人類"を地上牢獄に閉じ込めた。
地上牢獄とは我々の世界のこと。
そしてデパルタメントは王朝制を廃止して、権力者をつくらないシステムを試行錯誤し思念伝達機を開発導入し民衆分担主義という地上牢獄に閉じ込められた我々、人間には不可能な世界が実現しているのであった。
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ホバーボードをみるヌール。
ヌール「これは我々の電磁力鋼材を使ったモノですね。一体誰がつくったのどうでしょう。」
郷間「あっすいません。勝手に家畜団トラック底に二層あった鋼材を一層外してホバーボードに改造してしまいました。」
ヌール「原理を理解できたのですね。素晴らしいですね郷間さん。」
中上「郷間さんのおかげで飛べることで戦いが楽になりました。」
ヌール「この電磁力鋼材も利権がないからこそ我々の世界ではスタンダードなのです。」
数路「確かに石油利権も人間牧場(通貨発行元)を持っているからこんな無償エネルギー奴らは絶対民衆には使わせないからなあ。」
郷間「陸を走る水エンジンだって利権のため隠蔽されているしね。」
中上「国、メディア、政治、市場経済。税金もそうだし、低賃金もそうだし、全て民衆は媚び諂うようにされ、民衆から詐取し力を持たせず逆らえなくさせる為なんだろう。民衆にとってはまさに地上牢獄。」
ヌール「中上さんの言う通りでしょう。我々デパルタメントもその過ちを2度と繰り返さないよう今のシステムがあります。しかし民衆たちが立ち上がらなければまた同じ繰り返しでしょうね。」
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