ep.45 家畜団、"異界の地"デパルタメントへ③
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異界の地、デパルタメント•ベルージ地区庁舎。
ミーロに先導され家畜団全員は入り口を入る。通り浮かぶ円形の鉄製の板が無数に置かれている。建物はドーム状。内部は階段エスカレーターやエレベーターはない。ドームの壁に沿って無数の部屋がある。手前は全て通路。見上げると円形の板に人が乗り飛び交っている。
ミーロ「こちらに全員お乗りください。」
円形の鉄製の板に全員が乗ると浮き上がり最上階まで向かっていくと最上階部通路のパネルがスライドし開き始める。計算しつくされたかのようにこの乗り物は通路前に止まった。
ミーロ「お降りください。」
全員降り終わると通路のパネルが自動で閉まる。
"凄い!"
数路は未来都市に感じた。
暫く通路を歩くとドアの前でミールが止まる。
「こちらです。」
ドアへ手を差し出す。ミールがドアに触れるとドアがスライドして開く。
家畜団は思念伝達機を首につけさせられた。思念が全て伝わってしまう為、嘘はつけない。嘘も伝達されてしまう。駆け引きはできないということ。この街の住人は皆、思念伝達機を装着している。
金髪のイケメンが現れた。
「初めまして貴殿方、私はデパルタメント•ベルージ地区長ヌールと申します。」
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ヌールはテーブルに案内してくれた。ハーブティのような飲み物を出してくれた。
ヌール「貴殿たちがミールたちを救ってくれたと報告があった。本当にありがとう。ミールは私の友人でもある。」
中上「こちらこそ丁重に扱って頂きありがとうございます。ボクは中上と申します。」
ヌール「貴殿たちも"地上牢獄"から来たのであろう。しかし他の地上牢獄の民と比べると嘘がなく誠実に感じる。他の民は嘘偽り、偽善、殺意といろいろ感じた。」
数路「僕は数路と申します。まさか大池、出口、拝島はこちらに来たんですか?奴らは危険ですよ!」
ヌール「大丈夫ですよ。彼らは軟禁してあります。思念伝達機で大体、素性はわかりました。もしかしたら貴殿がこちらへ彼らを転移させた方ですね。」
数路「本当にご迷惑をかけすみませんでした。この世界に転移させるとはつゆ知らず。許されないでしょうから僕も死刑なりなんなりされても構わないです。」
ヌール「貴殿が嘘をついていないことは思念伝達機でわかっています。ただ、まだあちらこちらに軍服を着た者たちが悪さをしているので取り締まっているところ。もし協力してもらえれば助かります。」
数路「"地上牢獄"の話はミールさんからお聞きしました。それは過去の過ちですが、我々の世界はその繰り返しが今も続いています。人間牧場という通貨発行元によって国、政治、メディアなどを巧みに操作し民衆を騙し洗脳し計画戦争までつくりだし.......。あっ愚痴ってすいません。」
ミール「何でも話してください。思念伝達で数路殿の過去の辛く悲しい経験が伝わっています。数路さん以外の方々も本当にご苦労なされたのがわかります。」
中上「ヌール長、なぜ我々は"得体の知れない"様々な能力が使えるかご存知ですか?」
ヌールの顔が少し険しくなる。
ヌール「実は、その能力は地上牢獄伝説の中の"新人類"の力であり、このデパルタメントを壊滅させた原因でもあったのです。"新人類"は太古の昔、デパルタメントの王室、当時は君主制度でしたが王の命を受けた科学者たちが遺伝子組み換えで能力者をつくってしまったのです。王の好き勝手な想像の産物を具現化してしまったのです。"遺伝子組み換えに対して反対した科学者は皆、処刑された"と文献に書かれていました。」
家畜団メンバーは息を呑んで話を聴き入った。
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