ep.44 家畜団、異界の地"デパルタメントへ②
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家畜団は街を襲っていた北朝鮮兵を全て倒した。街の人と言葉が通じない。しかし街の人たちはおじぎをしている感じだった。怪我をしている人を運んだり手助けをする家畜団メンバーたち。
一人の街の女性が輪のようなものを中上に差し出す。中上に渡して首に付けるよう促す仕草をする。
女性も付けている。
中上は輪を首に付ける。
女性「話は通じていますか?」。中上の頭の中でそう変換され聴こえる。
中上「聴こえます。理解しました。これは翻訳機ですね。」
女性「翻訳はわかりませんが思念伝達する道具です。」
中上はこの輪は機械っぽくなくただの工芸品の首飾りにしか見えない。しかしこの地の科学の進歩は我々の世界とは違うと感じた。
女性「私はミールと申します。助けてくださりありがとうございます。あなた方はもしや地上牢獄の住民ですか?」
中上「思念伝達だから嘘はつけないですね。我々の世界は地上牢獄と呼ばれているのですか?」
ミール「私たちの世界はデパルタメントと言います。エリアに分かれ、このエリアはベルージと名付けられています。太古の昔、DNA組み替え実験により創造された"新人類"と呼ばれる者たち。しかしその後100年、この世界を破滅寸前にした"新人類"たちを閉じ込めたと言い伝えがあります。それがあなた方の世界"地上牢獄"なのです。」
中上は驚く。
中上「確かに我々人間を見る限り納得です。我々の世界とされるあの氷の壁と天蓋の地上牢獄に出入りはできるのですか?」
ミール「出入りはできません。しかしあなた方はどうして出てこられたのかは能力者だからでしょう。そして住民を傷付けたあの制服の者たちもあなた方がこちらへ転移させたのですね。あなた方には悪意は感じません。」
今までの経緯をミールに全て思念伝達機で伝える中上。
中上「このエリアを治める方にお会いできますか?」
ミール「この世界には権力者はいないのですが現在持ち回りでヌールがデパルタメント•ベルージ地区エリア長をやっています。友人ですので取り合ってみましょう。」
中上は権力者がいないとは驚きでしかなかった。
家畜団はミールが繋いでくれてデパルタメント•ベルージ地区エリア長ヌールと会うことになった。
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