ep.35 自衛隊に惨殺される自国民(後編)
正義とは言い訳に過ぎない。不条理の元凶がわからない人間にとって.......。
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新宿都庁跡地下2階会議室
数路と中上は攻撃してきた自衛官4名を拘束しこれから【尋問】を始める。
自衛官A「わかった。話す。全て上官からの命令でやったんだ。」
数路「国民を殺せと?」
自衛官A「そうだ。」
中上「具体的に教えてください。」
自衛官A「核攻撃を受けたあと、2時間後に自衛隊陸自基地内で特殊訓練を受けた隊員が数百名、上官に緊急で呼び出された。班に分けさせられ上官から"敵並び民間人含めて全て射殺しろ"と命令を受けた。」
数路「数百人の隊員が今、都内にいるのか?」
自衛官A「東京、名古屋、大阪、福岡が同時に北朝鮮から核攻撃を受けたと伝令があった。班から更に分かれ、我々4名は爆心地である此処新宿駅跡地周辺に配置とされた。私たち4名は新宿エリアを任された。」
中上「都内にはあと何名いるんですか?」
自衛官A「基地から出動したのはヘリ10機。恐らくあと200名が都内エリアごとに配置されている。」
中上「民間人まで射殺していいと言われあなたは疑問はなかったのか?」
中上は感情を押し殺し尋問。
自衛官A「疑問はあったが上官命令に従うしかない。"核攻撃後、北朝鮮の部隊が日本に侵入している。民間人を装っている可能性がある。"と上官から聞いたんだ。」
数路「確かに僕たちは核爆発数時間後に無傷で爆心地にいれば民間人になりすました北朝鮮軍と疑われても仕方がない状況なのか.....」
自衛官Aは泣き出しそして話す。
自衛官A「仲間たちを殺してしまい本当にすまない。命令に従ったまでだ。わたしたちの家族も北朝鮮の核ミサイルによって死んだ。私は基地に単身赴任だったから助かったものの。本当に申し訳ないない。」
中上「あなたたちをボクらが殺すことはない。ただ監禁から解くことはできない。武器は没収させてもらう。食料や水は与えるが暫く手枷足枷の状態悪く思わないでくれ。」
ひとまずの尋問は終わった。
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尋問後、数路は皆を召集した。
尋問で聞き出した情報を伝えた。中には自衛官たちを殺すべきとかの意見もあった。ただ情報は更に引き出さないといけないことを数路は中上に変わりメンバーたちに伝えた。
これからどう行動するべきかも話し合った。
北朝鮮軍が日本上陸していることも含め完全に八方塞がりのようにも感じたメンバー守田。
守田「戦うしかないのか!?畜生!」
涙を流す守田。
浮狩が守田の肩をポンと叩く。
浮狩「守田くん、大丈夫だよ。なんとかなる。」
守田は涙を拭う。
守田「"もう結婚がダメになり、子供も望めない俺の末路は孤独死あるのみ"なんて絶望しかなかったがこんな状況だし開き直れそうだわ。浮狩くんありがとう。」
座間口真理子「じゃあ、私が結婚してあげましょうか?」
"ワハッハッハッハッハッハッハッ"
数路はこんな緊迫した中でなごやかな雰囲気を見て思考する。
"その場は笑いに包まれた久しぶりの皆の笑顔。束の間の休息に過ぎない。人間牧場(全世界通貨発行元)を潰さなければ無駄な殺し合いはいつまでも続く。"
数路は拳を握りしめ胸元に置く。
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