ep.32 生存者
核爆発により都心は壊滅.........。
人間牧場(全世界通貨発行元)日本支部"牧師"(日本国内最大与党自由自在党 顧問)火葬次郎と"ハンター"(SP)の群れとの戦いを制して黒い霧から戻った数路たち路上街宣スタンディングメンバー100名。
その惨状に愕然とした....
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急死に一生を得た数路たち路上街宣デモスタンディングメンバーは4つのグループ分けをして核爆発した新宿跡地周辺の見回りをしていた。
自動車などは原型がなく鉄の塊のような状態。核爆発の威力は人など燃え尽きてしまうだろう。生存者がいる確率は低いだろう。
しかし助けを求める者たちがいるかもしれない。決して人間牧場が壊滅したわけではなく、世界統一政府協会の目的である世界政府樹立が人間牧場の本当の計画。
これからまだ動きがいろいろあるだろう。
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数路は遠くに人影を発見。人影の方へ急いで駆け寄る。
「みっ......水を.......」
男は手を差し出す。数路は携帯していた水筒を手渡した。男は勢いよく飲む。
数路「よくご無事で!」
男「間一髪だった....。こんなことになるんて.....。アイツの警告を守っていればよかった.....。」
男の名は文字月徹。53才 男性。
新宿でフレンチシェフとして働いていた。核ミサイル着弾の当日、いつものように店に出勤しいつものように厨房で仕込みをしていた。
数日前、"あいつ"とメッセージでやり取りした中で、【もう、いつやらせの第三次世界大戦が本格化するかわらいんだから都心で働くな。都心は逃げ場がない。】と言われてからここ数日、気がかりだった。
いきなり爆音。
建物が傾いていくのがわかった。
とっさに文字月は業務用大型冷蔵庫の中に自ら入りなんとか生き延び今現在に至る。
文字月は数路にその旨を話した。
数路「しかし冷蔵庫の中にとっさに入れたのは凄いですね。」
文字月「だけど、こんな有様だけどね。ハハハッ」
自身の姿を見ろといわんばかりに両手を広げる。頭は爆発したようにチリチリ。顔は煤だらけ。シェフの白衣はビリビリに破けた状態。
数路「しかしこの状況で助かったのは本当よかったです。1時間近く此の周辺を見てきましたが生存者は文字月さんだけでしたよ。」
文字月「水、ありがとう。助かったよ。」
2人は握手を交わす。
行くあてのない文字月は数路たちと行動を共にすることにした。
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新宿都庁跡地周辺を見廻る中上たちのグループ。
生存者は見つからない。道路もわからないほど瓦礫だらけ。
座間口「中上さん都庁の地下に行けそうですよ。」
中上「生存者がいるかもしれないから行ってみよう!」
中上のグループは都庁地下に入っていった。地上部分は全て吹き飛んでいるが地下は瓦礫を少し退かせば地下に行けそうだ。
25名のグループ分けしたメンバーで作業して入り口を確保した。
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浮狩グループは新宿南口エリアを見廻りをしていた。
やはり生存者は見つからない。バスターミナル跡地付近は何台ものバスが鉄の塊と化している。
浮狩「この惨状は酷すぎる。」
「そうですね。人間牧場を許せません!」
メンバーの1人が浮狩に答える。
浮狩「許さんっ!本当に.....。」
涙と鼻水を流す浮狩。
そのメンバーの名は押岡英昭。長身細身の男性。48才。
押岡はバスターミナルに向け手を合わせる。
浮狩は"得体の知れない塩対応"のスキルを使い手のひらに塩を出現させ道路にその塩を盛り供え手を合わせた。
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