ep.11 仕込み
◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
新宿駅西口駅前広場
約50名の人だかり。その先にスピーカーを使い演説をする者。数路はその様子を観察している。
「このまま与党が政権を続ければ改憲により戦前と同様にこの国は帝国化してしまいます。できれば我が党参令党並びわたしく海元画廊に清き1票をよろしくお願いします!」
野党 参令党 代表 海元画廊街宣演説。
「がんばれ画廊ちゃん!」
支持者の応援する声。
「質問がある方いたら挙手してください!質問に対してお答えします!」
支持者から無数の挙手。
海元「はいっ!そこの黄色い服の方!」
マイクが支持者に渡される。
支持者「消費税廃止は考えていますか?」
海元「ご質問ありがとうございます。そうですね。消費税廃止は難しいと思いますので引き下げは考えております!」
支持者の質問は絶え間なく続く。それに海元議員が答えていく。
数路は思い出した。確かこの議員も与党が国会にて持ち込んだ"世界統一政府協会"推進法案に賛同票を入れていることを。
なぜ賛同票を入れたのか?質問したほうがよいと思い数路も挙手をする。しかしいつまでも海元議員から声がかかることがない。もう質問が20人くらい終わるが挙手する者もまだ大勢いる。
"これでは質問すらできない"
数路は何きな臭さを感じる。もしこの支持者たちが雇われエキストラだったとしたら.......。あり得るだろう。
此処は人間牧場。一般民衆に得体の知れない質問をされるのを避けるのは必須。逆の立場で考えれば容易くわかること。
質問の時間は打ち切られ街宣演説は終わりを迎えた。
もちろん支持者は誰一人、世界統一政府協会について海元議員に誰も質問をしない。
街宣スタッフが機材等を片し始める。海元議員の周りにはいまだに支持者が囲んでいる。数路も海元議員に近づく。支持者たち一人ひとりに握手をしていた。
"握手のタイミングで質問してみよう"
横並び次に数路と握手のタイミングだったが海元は周囲へ「ありがとうございました!」と大声で挨拶。支持者たちに手を振り選挙用街宣車に乗り込んで去っていった。
数路はこうなることは想定していた。
その後、支持者の中の一人が何かを他の支持者に手渡していた。数路はチラシかなと思い貰おうと配布している者に尋ねる。
数路
「僕も貰ってよろしいですか?」
封筒を手渡す支持者
「あなたの名前と登録番号教えてください」
数路
「名前と登録番号?」
封筒を手渡す支持者
「それがないとバイト料は出せないんで」
やはりと数路は察した。
数路
「そうですか。すいません!」
惚ておく。
数路の読み通り支持者は全てエキストラだった。全てがやらせである。わかっているだけに驚きも感じない数路。
その時、周囲に黒い霧が発生し始めた.......
◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
"来たか!刺客"
黒い霧は闇へと変わる。暗闇内はザワザワとしている.....
単独ではなく複数名か!?
数皆は攻撃に備えた。対話できるなら情報を聞き出しその後、スキル「得体の知れない違和感」を使い消し去るしかない。
数路は身構えた。
◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇




