ep1.ある日、目が覚めた
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ある朝…いつものように目覚め....歯を磨き..... 着替え....朝食を食べ...... 玄関のドアを開けた…
なぜか「なぜ、僕は仕事しにいくのだろう?」と男は独り言をふと呟いた。
牛田数路46才。男性。広告代理店 サラリーマン。
数路は玄関を出て空を見上げる。快晴。通勤路を歩きだした.....。駅まで徒歩10分。
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駅に到着し改札をくぐり電車に乗る。電車内を見渡すと乗客の殆どは携帯を手に持ち顔を携帯画面に向けている。数路も自身の携帯をポケットから取り出し携帯画面に顔を向けた…。
その時、"何か得体の知れない違和感"を感じる。
"なぜ皆、携帯画面を見るんだろう?"
数路はふと頭の中で呟く。周りに乗客もいるから声は出せない。
"独り言を声に出したら、乗客から変人扱いをされてしまう"
次の瞬間、再び"得たいの知れない違和感"。
"なぜ、独り言を人前で口にしてはいけないんだ?"
数路はいつもそんなことなど考えないのに、いつもと違う自分自身に戸惑う。
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"いつもなら何も考えない。なぜ今日に限って朝から疑問ばかりが頭の中を駆け巡るのか?"
そして目的の駅に電車が到着。
"プシュー"
電車の扉が開く......。数路は電車を降りる為、立ち上がりドアに向かう。しかし、乗り込む乗客が雪崩のように押し寄せる。
数路は声を出す。
「すいませんっ!降りるので通らせてくださいっ!」
しかし乗り込もうとする乗客、立っている乗客は数路に通るスペースさえあけてくれない。乗客たちの顔を見ると皆、無表情であった。
感情を感じない。
中には嫌な顔をする者もいる。しかし数路と目が合えば無表情を繕っている。数路は"再び得たいの知れない違和感"を感じる。
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"何故、みんな無表情なのだろうか?"
いつもなら乗客たちのことなど気にせず、掻き分けてドアへ向かうだけなのに。数路は必死に揉みくちゃになりながら電車を降りることができた。
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電車から降りる時にもみくちゃになりスーツのシワを伸ばし整えていると......。
"ポンッ"
何かに肩を叩かれる数路。振り返るとキャップを被った男が立っていた。服装は上下ブランドのスウェットジャージ、ブランドのスポーツシューズ、体は細身、長身、顔には髭を蓄えている。
男「大丈夫デスか?もしかしたらあなた何かに目覚めたのではないデスか?」
数路は"ハッ"とした。
"見ず知らずの男がいきなり"目覚めたのではないデスか?"というのは、朝から続く"得体の知れない違和感"と関係があるのか?"
数路「あなたは何なんですか?何かの勧誘ですか!?」
沈黙。
男「私は李世界おじさん…大池徴兵デスっ!李世界に気づいてしまったんデスねっ!」
沈黙。
敬礼ポーズをしながら眼を見開きギョロっと見つめてくる。
沈黙。
一時停止ボタンを押した画面のような状態.....。
"他人の心に土足で入り込むようなこの男、何なんだ!どうかしている!"
数路は混乱し眼を閉じ、"バカにするな"と言おうとした。
眼を開けると"李世界おじさん 大池徴兵"と名乗る男の姿はもう其処にはなかった........。
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