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こまかい詩集2

詩 笑わなくなった家

作者: 仲仁へび



 うちの家 笑わなくなった

 にこりとも しなくなった

 微笑まなくなった

 くすりとも 言わなくなった


 うちの家 どこかおかしいのかもしれない

 お医者さんに無理を言って 見てもらった

 原因は 分からない

 体調は 悪くない


 うちの家 どうしたのだろう

 なぜだか まったく感情がない

 笑わないどころか 悲しみもしない

 怒りもしないのは 絶対におかしい


 うちの家 どうしてしまったのだろう

 家族みんなで声をかけた

 毎日 毎日気にかけた

 だけど 元気がないままだ


 このままずっと 笑わないのだろうか


 うちの家 ある日崩れた

 どうしてだろう

 普通だったのに

 住めなくなった

 家なくなった

 寂しくなった

 悲しくなった




「ストーリー」

 壊れそうなお家に、家のない子供達が寄り添って住んでいました。

 皆は仲の良い家族です。

 誰一人、困っている子を見捨てはしません。

 家も家族の一員です。

 ですから、自分が亡くなったら皆が困ると思って。

 少しでも長く、老朽化で倒壊しないように、歯を食いしばって頑張っていました。



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