3話「8月12日、お仕事その2書類まとめ」
閲覧頂きありがとうございます。誤字はすてーたすです。
(ふん!なんなんだ?まさか…。国の犬ども…。秘密警察か?まぁ良いや。別に悪いことしてないし〜。)
「...。」(確か...。ここだな...。)
私はとあるお菓子屋の中に入る。
カラン...。カラン...。
扉を開ける。
そこには新聞を見ながら珈琲を飲むメガネをかけた女性が居た。
「...。お客さん...。まだ開店前でねぇ...。こまり...。」
「仕事を請け負ってもらいたい...。」
私はその女性にタバコの1箱手渡す。
「...。」ジー...。
するとその女性はメガネをずらし私の顔をまじまじと見る...。
「あぁ!!!誰かと思えば主様...。ミー...。」
私は情報屋の口を手で塞ぐ。
「主様で良いよ...。」
情報屋の女性は笑う。
「ははは。それは済まないねぇ...!ところで仕事ってのはどれなんだ?」
私は胸ポケットの中にある二通の手紙を情報屋に出す。
「これをとある人の所に送って欲しい。」
情報屋は手紙を取り裏を見る...。
「あー...。この人たちね。私この人たちに仕事受けたよ。多分その返答をしたいんだろ?」
そうペラペラ話し出す。
「なら、話が早い。16日朝までにこの手紙を渡してくれ。特にイチョウにだ。」
「わかった〜。早めにやるねぇー。」
「なら任せたよ。」
私は出ようと扉に手をかける。その時...。
「待って主様。」
私を静止させた。
「なんだ?」
すると情報屋は私に近づき大きな袋を渡してくれた。
「なんだ?これ?」
「最近、秘密警察につけれてるだろ?」
「まぁ。うん。」
「とりあえずお菓子。ここは一応お菓子屋なんで。」
「美味しくいただくよ。」
私は袋を貰い外を出た。
(早く帰ろ〜...。)
外に出た時視線は感じなかった。
私は傘を差し家に向かって歩き始める。
~~~~~~~~~~~
私は夫人に紅茶を入れ机の上に置く。
「あ…ありがとうございます。」
「いえいえ…。飲んでください。寒いですし…。」
夫人はカップに口を運ぶ…。
「ふー…。やっぱりスモモさんの紅茶は美味しいですね…。」
「えへへ…。嬉しいです。」
「あの時と変わらない味…。今でも思い出します…。」
「あー。初めて会った時の!私達あの時この国の大統領の夫人様だとは思わなくて〜…。その時に渡した紅茶ですよね?なんなら少しお渡しできますが?」
「え?いいですか!?」
「はい!旦那様とお飲みになって下さい!」
そう言って私はキッチンにの方に向かう。
その時だった。
ガチャ…。きー。
「帰ったぞー!スモモ!!!ん?この靴は…。」
私は主の声を聞いてキッチンを飛び出て玄関に向かう。
「主様ー!おかえりなさーーーい!!!濡れてますよね!タオル!渡します!」てかそのお菓子は...?
主は私の手からタオルを取る。
「…。助かるよ…。」貰った。
主はタオルで顔を拭く。
「…。ところで…。来てるのか?」
「はい!来ていますよ!」
「・・・・。わかった。」
主は玄関を上がり、リビングに入り夫人見てすぐ…。
「夫人。お久しぶりです。」
「あら…。主様。お久しぶりです。」
主は少し夫人を見た後に...。
「…。クマが酷いようで?何かありましたか?」
「あー…。最近国の仕事が多くて…。終わらなくて…。」
「そうですか…。今日は早めに寝て下さい。何かあったら手伝いますので…。」
「…。お言葉に甘えて...。お気遣い感謝します…。」
そうすると奥様をソファから立ち上がり私達は玄関まで送った。奥様を見送った後私は…主様に言った。
「…。主様…。奥様に少し強く言い過ぎじゃないですか?」
すると主様はとぼけた。
「そうか?あうゆう人にはそれが一番良いんだよ。あうゆう人は良く隠すんだ。」(もう…。瓜二つ過ぎるだよ…。)
「?」
私は頭の上にハテナを浮かべた。
「じゃ…。奥様から貰った仕事をやるぞ!」
主はリビングに向かった。
私もそのあとを追った。
(瓜二つ…。か…。)
主は少し表情を暗くする。
リビングに入って資料が入っている袋の中身を見る…。
(えぇ!?多くね!?)
私は机の上に置いて書類の量を確かめ唖然とする。
「え?こんなにあるの?」
「あぁ…。すごい量ですよね。けど国の犬達はこれやってるんだろ…?これ明日までに終わるかなぁ〜?」
私は椅子に寄っかかる。
「まぁまぁ。主様〜。これを見てくださいよ〜!」
スモモは私に紅茶とひとつの紙を渡してくる。
「これは…。給料明細!!!」
私は給料明細を取り、目を通す。
「ほうほう…。」
私は紙を裏返す。
「これだけでこれとは…。良いな…。」ニヤニヤ…。
「そうですよねー。ならやりましょうねぇ〜!」
スモモは書類をまとめている…。
私も早速に書類に目を通す…。
1枚…。1枚ずつ…。
「あ…。これって。」
私は書類を目が止まる。
あの東の国と西の国の国境線の山を崩して自然公園にする案の書類…。私はその紙を起き次の書類を見る。
「これもか…。」
この書類は…。この国の食料関係…。計算もしっかり…。まさか…。
「んーー…!」
私は背伸びをする。
「これは…。骨が折れるぞ〜…。」
ため息を付く。
(まぁお金沢山入るし〜!!!いいかなぁ!)
(悪いこと考えてる顔してるなぁ…。ニヤニヤしてる…。)
そうスモモは私の方を見てくる。
そこから3時間…。12時…。お昼になった。
「ん?んーーー!」
私は背伸びをする。
「お昼ですよ!」
スモモが近づいてくる。
「なんか食べるか…!」
「あ!わかりました!すぐに作りますね!」
そうするとスモモはキッチンに向かった。
「あーーーー!!!」
キッチンの方からスモモの叫び声が聞こえてくる。
「あ?どうしたー?」
「…。冷蔵庫の中空なの忘れてました…。」あはは…。
と苦笑い…。
「んー。ならランチ…食べに行くか。」
「お!やったー!」
スモモは笑顔になって着替えしに自室に向かった…。
スモモのその態度にため息を着くが…。私も着替えてなかったので私も着替えに自室に向かう…。
(あいつがこうゆうミスをするなんて珍しいな…。昨日は疲れていたし…。私が気づけていれば良かったのだが…。なにか考え事でもしているのか?)
数分後…。私達は家を出て街中のカフェに向かう。
「雨ですけど、これはこれでいいですねー!」
そう傘を差しながらスモモは笑っていた。
多少雨は降っていたが、傘をさして歩くことには問題ない。
街中を歩く…。
「…。パンケーキなんて久しぶりなんだろうな。」
そこはパンケーキが美味しいところなのだが…。
私は歩みを止め後ろを見る。
「・・・・。」
「・・・?どうしました?」
スモモは私の顔を見て心配そうに見ていた。
「いや…。なんでもない。」
「なら良かったです…!」
スモモは胸を撫で下ろす。
数分歩き続け私達はパンケーキを食べにお店入った。
美味しかった。やっぱり…。スモモと食べるパンケーキは美味しいな…。こんな平和な時間が続けばいいな…。
私は嬉しくなってしまい少し顔が緩んだ…。
最後まで読んで頂きありがとうございました。次もよろしくお願いいたします。