表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】ド田舎の迫害令嬢は王都のエリート騎士に溺愛される【第3巻 11/10発売】  作者: 青季 ふゆ@醜穢令嬢 2巻発売中!
第一章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

54/173

第54話 フレディの家へ

 夕食会当日。

 ロイドが住んでいる家からそう離れていない、例の公園を先に行った所にある貴族エリアの一角。


 クロエとロイドはフレディの家にやってきた。


「わあ……!! 大きい家ですね……」


 流石は副団長様というべきか、フレディの家はちょっとした屋敷かと思うほどの大きさだった。

 フレディ自身貴族の出で、かつ所帯持ちということもありそれ相応の住居を与えられているのだろう。


「お猿のおねーさんいらっしゃい!」


 キラッキラの大理石作りのやけに豪華な玄関を潜るなり、ミリアがクロエに飛びついてきた。

 後ろからてくてくと、オセロがついてくる。


「こんばんは、ミリアちゃん。結局私はお猿のおねーさんになったのね……」


 クロエが苦笑いを浮かべると、奥から私服姿のフレディがやってきた。


「来たか! おおっ、クロエちゃん! そのドレス、とても素敵だね!」

「ありがとうございます! せっかくなので、街で買ってみました」

「いいね! ロイドの趣味?」

「い、いえっ……店員さんに選んでいただきました」

「そうかそうかなるほど……」

「なんで俺の方を見るんですか、副団長」

「いんや、別に? ……おや?」


 フレディがロイドの腰のあたりを見て目を細める。


「ロイド、剣持ってきたのか」

「はい、一応。ここ最近、不穏な噂も聞くので」

「殊勝な心がけだな。ただ、飯食う時はどこかに置いておけよ? 間違えてローストビーフを剣で斬らないようにな!」

「斬りませんよ」

「なら問題ないな。ささ、上がった上がった」

「はい! お邪魔します」

「お邪魔します」


 フレディの案内で、二人は奥へと通された。


◇◇◇



 夕食はすでに準備されており、あとは食べるだけとなっていった。

 たくさんの料理が載った大きなテーブルをフレディ一家、クロエとロイドがぐるりと囲む。


「まずは二人とも、今日は来てくれてありがとう」


 食前のドリンクグラスを手に、フレディが言う。

 

「いえいえこちらこそ、お招きいただきありがとうございました」

「ありがとうございます」


 クロエとロイドが頭を下げる。


「ロイドは何度も夕食会に誘ったんだけどなー、のらりくらりと躱され続けてきたんだ。だから、クロエちゃんには感謝しているよ」


 二人をしみじみした様子で眺めてフレディが言う。


「いえいえ、とんでもございません! ……ちなみになぜ、ロイドさんは夕食会を断っていたのですか?」

 

 じっと、クロエに瞳を向けられロイドは気まずそうに目を逸らす。


「…………なんとなく、性に合わないからだ」

「な、なるほど」

「お前らしいな」


 フレディは苦笑いした。

 本当はもっと複雑な理由がロイドの中にはあったが、わざわざそれをここで言う必要もない。


「ねーねー、パパ、早く食べようよー、お腹すいた〜」

「すまんすまんミリア、それじゃあ、うちのお嬢さんも腹ぺこな事だし……」


 皆でグラスを掲げて、乾杯をする。

 それから食前の祈りを捧げた後、夕食が始まった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【お知らせ】 新作の連載を開始しました! ↓タイトルをクリックすると新作のページに飛べます。

大当たり令嬢はニ度目の人生を謳歌する〜死にたくないので100億マニーを手に隣国へ逃亡します〜



― 新着の感想 ―
[一言] どんなタイトルになるんだろ〜?
[良い点] 本来なら帯剣して訪ねるのは問題なのでしょうけど、同じ騎士で事情もわかっているので問題ないですね。 [気になる点] 屋敷に入るところを誰かに見られていて何か起きた場合は、容疑者にされる可能性…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ