一時の女騎士の夢
目を覚ますとそこはとある中世の国で、私は中級くらいの貴族の娘(お姫様)の騎士になっていた
私は長く少し茶色も混じる黒髪をポニーテールで1本にし、男性と同じような制服を纏う
紺色の長めのジャケットとベスト、白いカッターシャツ、ズボン…
白い糸の線が格好良さを際立たせていると思う
男性騎士がよく着ているが背中の裾が2つに切れており、腰から長刀を差す
女性騎士はやはり珍しいらしく姫様が気にかけてくれ、どこへ行くにも護衛を任せてもらっていた
姫様は護衛を付けるのがあまり好きではないらしく、命も狙われないからと大抵1人の護衛だけを付けられている
姫様とは会話だけなら親友同士のようだ
そのくらい打ち解けて話す内容もある
姫様は可憐だ
髪は金色に輝き、ふわりとしたピンクのドレスがよく似合う
この人こそが「The 姫様」であると言えるくらいの優しさと美しさと可愛さを持ち合わせているお方だと私は思っている
あるとき、姫様の視察の護衛をすることになった
庶民が活動している場の視察をされるとのことで、スポーツ総合施設のような広い会場へ同行した
姫様に付いて回り大方見終わったあと、急に辺りが暗くなった
少し道幅が狭めな螺旋階段(2回りくらい)の下に居たため、地上へ出るには上へ上らないといけない
回りは暗く、よく分からない
私は早めに暗さに目を慣れさせ、明かりとなるものをすぐに付けられるように用意した
すぐに付けなかったのには3つの理由がある
1つ目は姫様の顔がはっきりと見えるくらいの明るさだ(薄暗い)からだ
2つ目としては姫様からも私の顔が見えていることであまり不安そうではなく見えたから
何より姫様が私の心配をしてくださるほど優しく、近くにいれるからだ
3つ目が重要だ
この薄暗闇の中で危険人物が現れたときに最初の目潰しとして使うためだ
近くに居たの施設の職員が、「上を見てくる」というので階段下で待つことにした
少しして、大丈夫という返事と共に戻ったため上へ向かうことにした
螺旋階段を上る途中、姫様が怯えていることに気付く
何者かが下から姫様に近付こうとしている!?
何者かの手が伸びている(姫様へ触れよう)としているようにも見える!?
私は明かりをすぐにその何者かの方へ向け目潰し作戦にかかる
片方の手は腰に手が回る…
相手は眩しそうにこちらを見て、姫様と一同は安堵する…
後から合流すると聞いていた仲間が暗闇の中から合流したのだ
姫様を一番後ろにして居たのが不味かったか
姫様は少しの間護衛に挟まれての移動を余儀なくされたが、姫様に何もなくて良かったと本当に安堵した私であった
意識が朦朧として、目が覚めると元の世界で目には天井が映りベッドの上にいることに気付く
きっとまた姫様にお会いできるだろうか
そんな期待を少し残して
End