表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/29

第25話 何で分かったの!?凄い!

テスト終わったー!

俺は青葉ちゃんの説得を諦めて部屋から青葉ちゃんを追い出した。着替えないといけないからな。着替える前にキャンプに持って行く服を先に準備してしまおう。仕事が終わってから準備してると間に合わないからな。


取り敢えず持って行く服のメインは俺の服でいいだろう。恐らく偶に白音になるだけど後、殆どは俺のままでキャンプを楽しんでるだろうからな。俺はそれを決めると早速今回キャンプに持って行くカバンに服を詰めた。俺の服と白音の服が入っているから1人分の荷物にしては量が多い。後はキャンプで中村達にカバンの中身を見られない様にしとかないといけないな。


「よし!服の準備は大体こんなもんでいいだろう。後は仕事が終わってからだな」


~着替え中~


リビングに行くと今日もテーブルに美味しそうな料理が乗っていた。今日も青葉ちゃんが作ってくれたみたいだ。本当にありがたいです。ボクは早速料理を食べ始めました。今日は和食みたいです。勿論美味しかったです。


今日は荷物の準備をしていたのであまり時間がありません。なので作ってくれた青葉ちゃんには悪いですがさっさと食べて家を出ました。それでも遅刻してしまいそうな時間だったので少し走ることにしました。


事務所に着くと愛華さんと合流した。今日は事務所のアフレコスタジオでのアフレコじゃなくて別の場所で違う事務所の声優さんとアフレコすることになっている。ボク達が所属している事務所からボクと愛華さんだけなんです。


移動は事務所の車を使って愛華さんの運転で行きました。ボク達がスタジオの前まで行くと空美さんがスタジオの前に居ました。空美さんに何でスタジオの前に居たのか聞いたところスタジオが多くて間違えやすいから分かるように待っていてくれたみたい。


その後アフレコは順調に進みました。ボクは何時も通りリテイク出さずに済みましたが今回したアフレコでは新人声優さんが居たのでリテイクした回数が多かったと思います。新人さんが間違える度に謝ってきました。愛華さんもリテイクは何時も通り1回だけでした。


愛華さんはアフレコをやると毎回何処かで噛むのです。聞いている方は面白だけなのですが本人は恥ずかしいみたいで顔を赤くしています。だから愛華さんが居るとアフレコが何時もより明るい雰囲気になるので楽しいです。


リテイクが少し多くなったので予定より時間がかかってしまいましたが大体予定通りに終わりました。ボクはこの後原画を描かないといけないのですが愛華さんはボクと違って仕事が無いから家に帰ってキャンプの準備をするらしいです。準備が終わったらボクの家に来るようにお願いして別れました。

あ、事務所には送ってもらいました。


事務所に着いた時点で10時だった。結構な時間アフレコしてましたからね。愛華さんがキャンプの準備が終わったらボクの家に来るのでボクも原画は家で描く事にしました。なので帰ります。原画室によって一条さんに声を掛けて来ようと思います。


原画室に行くと一条さんが頑張って原画を描いていました。ボクはそれを見て声を掛けるつもりだったのですが邪魔しては悪いと思って声はかけずに自販機で買って来た飲み物を机に置いておく事にしました。飲み物を置いた時に邪魔しないか心配でしたがボクには気づかなかったみたいです。


家に帰ると青葉ちゃんがリビングで昼寝をしてました。やっぱりボクを起こす為に朝何時もより早く起きたんじゃ無ですか?だから眠いんじゃないですか?嘘付かなくてもよかったんですよ?まぁ偶々眠かっただけかもしれないですけど。


ボクは起こさないようにリビングのドアを閉めて自分の部屋に入って原画を描き始めました。暫く集中して描いていると家のチャイムが鳴った。丁度いいので時計を見るともう11時だった。青葉ちゃんがまだ寝ていると思ったボクは玄関に行く為に階段を降りると青葉ちゃんの声が聞こえて来た。如何やら起きていたみたいですね。


「やっぽー。言われた通り準備出来たから来たよ」


ボクが玄関に行くと愛華さんがそう言ってきました。ボク達がキャンプ場に行くのは昼過ぎからだと決めていたので愛華さんにはリビングでゆっくりしてもらってボクは時間まで原画を描いている事になりました。昼は行く途中に何処かで食べることになったので買いに行かなくて済みそうです。


そしてまたボクは集中して描いていると行き成りボクの視界が真っ黒になりました。誰かがボクの目を塞いでいるみたいです。でも、こんな事をするのは青葉ちゃんしかいないと思います。愛華さんは抱き着いては来ますけど原画の邪魔はしませんから。


「青葉ちゃん。止めてください。まだ原画描き終わって無いですから」

「何で分かったの!?凄い!」


ボクが名前を言うとボクの目を塞いでいた青葉ちゃんは手を退かしてくれた。ボクが後ろを振り向くと青葉ちゃんは驚いた顔をしていました。そんなに驚かないでください。今、この家にいる人はボクを入れないで2人。なのでよく考えれば分かる事です。

それより青葉ちゃんは何をしに来たんでしょうか?ただ悪戯するだけの為に来たわけじゃ無いでしょうけど。


「ところで青葉ちゃんは何でボクの部屋に来たんですか?」

「あー、気づいてないんだね。そろそろ時間だよ」


ボクが部屋に来た理由を聞くと青葉ちゃんは何かに納得したようにそう言いました。ボクはそう言われて部屋にある時計を見たら確かに12時過ぎていました。ボク達が出ようとした時間は12時半だったので確かにそろそろ時間ですね。


「そうですね。教えに来てくれてありがとうございます」


ボクはそう言って原画を片付け始めました。勿論ちゃんと原画が青葉ちゃんに見えない様にしていました。キャンプには原画を持って行きます。まだ終わってないですからね。キャンプ中にも仕事しないといけないなんて嫌ですね。

次話を投稿したり今の進行状況(多分)Twitterにてお知らせします。是非フォローお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ