表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/7

2019年4月(3)

 そして中谷ちゅうやちゃんは体力勝負の子だと思い知らせてくれる事を言い出した。


「じゃあ、中華街に行ってローラーしようか」


 比嘉ふみよは速攻で止めた。


中谷ちゅうやちゃん、それは効率悪いよ」

「でも今晩話をしたいし」


 そこは頭を使わなきゃ。比嘉ふみよはニコリと笑うと隣の部屋の扉をノックした。先程、北見きたみ先輩のバイトを教えてくれた先輩がドアを少し開けた。


「あんたたち、まだいたんだ。で、何よ。」

北見きたみ先輩のメッセか携帯番号を教えてもらえませんか?」

「あんたたち同じ寮生だとしても電話番号は本人に聞いて。メッセはちょっと待って。あんたたちの名前は?」


 私達3人の名前を教えた。

「左から西田摩耶、中谷皆美みなみ。そして私は比嘉ふみよです。私たち、軽音楽部なんですけど北見きたみ先輩にお願いというか相談したい事があって」

「ちょっと待ってて」


 先輩は手元に持ってきたスマフォを操作してメッセを送ってくれた。


「良かったね。休憩時間か何かですぐ返事くれたわ。これ、あの子のメッセのアドレスだから」


 スマフォの画面を見せてくれたのでその場で自分のスマフォに入力した。先輩にお礼を言うと「ま、貸し一つかな」といってドアを閉められた。


「廊下でうるさくしたらアレだから食堂に行こう」


 3人連れ立って食堂に移動した。中谷ちゅうやちゃんは早く行こうぜというモードらしくうるさい。


食堂でスマフォのメッセアプリを起動して北見きたみ先輩宛に事情を書いて送った。すると北見きたみ先輩からすぐ返事がきた。


ふみよ:という訳で一度会って話をさせてくれませんか?

しゅり:Tianfei 2100。門の前かな。入れないと思うから。休憩時間が終わるからこの後返信は無理。

ふみよ:あの〜?


うーん。既読にならないな。

そして私たちは3人で顔を見合わせた。


「なんだ、これ?」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ