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転生したらやることなくなってたので自由気ままにチートライフ  作者: 朱染 雷音
〜序章〜 転生とチート
8/13

8. 魔王の正体?

主人公のステータス間違えてたので、修正しました。

「ちょと話について行けんのじゃが。

 もしかしてお主ら、知り合いかの?」


「・・・いやいや、そんな筈ない!」

プイッとそっぽを向くヨミ。


「え、ユエちゃん、そりゃヒドイよ!?」


「じゃぁ、あんたがクロちゃんだって、証明できるっての!?」


「しょ、証明!?」


「そうよ。そこまで言うんだから、なんかあるでしょ!?」


なんかってなんだ!

何がある!?


「えーと、えーと、あ!

 このネックレス!!」


「ネックレスが何よ!

 って、それって!?

 なんでそのネックレスがこっちの世界にあんのよ!?」


「え、いやー、転生する時に女神様に持っていきたいって頼んだら、

 持って来れたの」


「そんなことできたの!?」


「まぁポイントはもの凄く消費しちゃったけどね」


「・・・(なんでネックレスなんか選んでんのよ)

 (よりにもよってユニコーンのネックレスだなんて)」


「それはそうと、ユエちゃんが本当にユエちゃんだって証拠はあるの!?

 俺に証明させたんだからユエちゃんもなんかあるでしょ!?

 無いとは言わせないからね!?」


「ふん!

 そうね、じゃあまずは、

 あんたと私は前世で幼馴染だった。

 私の名前は天駆あまかけ ゆえ

 あんたの生まれたちょうど1月後に私が生まれた。

 その時に私とあんたは、あんたの親からネックレスをもらったわ。

     ・・・・       ・・・・・

 あんたはペガサスの十字架、私はユニコーンの十字架だったわね。

 あんたの名前は十文字じゅうもんじ くろす

 これでも十分だとは思うけど、最後に、

 私の死んだ原因はあなたを庇っての交通事故。

 これでいい?」


「・・・ああ、十分だよ。

 まさか、ここで会えるとは思ってなかったけど。


 ずっと、言いたいことがあったんだ。

 あの時、庇ってくれてありがとう」


「くっ・・・あんたからそんな言葉を聞くことになるとは

 思ってもみなかったわね・・・。


 ・・・あれ?あんたがココに居るってことは、

 あんたも死んじゃったってこと!?

 どーしてよ!

 私が庇った意味ないじゃない!!!」


「それが・・・さ、

 22歳になった歳にスキー旅行に行ったんだけど、

 このネックレス、旅行先で無くしちゃって。

 ちゃんと外して旅行鞄に入れたと思ったんだけど、

 外し忘れちゃったのか、探しても見つからなくて。


 お前の形見だったから、どうしても見つけようと思ってたら、

 吹雪にのまれて、遭難して、雪崩に巻き込まれて、

 神木にぶつかって即死だったらしい」


「・・・あ、あんた、何してんのよ。

 そんな物諦めなさいよ!死んでちゃ意味ないじゃない!」


「それは・・・そうなんだけどさ。

 まさか死ぬとは思ってなかったし、

 やっぱり、ユエのこと忘れられなくて・・・」


「な、なん、な、何言ってんのよ!

 わ、わわ、私だって・・・はっ!!!

 聞くなーーーーーーーーーーーーーーー!」


「ぶぎゃらっ!!!!!」


「あっ!」


「何をやっておるんじゃお主らは・・・

 あ奴、生きとるかの・・・」


「そ、そんなっ!」


ヨミは手をはたつかせてオドオドしている。


「まぁ何とかなるのじゃがの。

 お、生きとったぞ。

 ・・・瀕死じゃがの」


「・・・何してんのよ・・・私ってば・・・グスッ」


「・・・嬉し涙かの?」


「御師様は黙ってて!!」


「人ひとり殺しかけといてヒドイ言いぐさじゃわい。

 こ奴に回復魔法かけたのはワシじゃぞ?

 放置してよかったのか?」


「ぐっ・・・ありがとう・・・ございます」


「お前さんが素直じゃったらこ奴もこんな事にならんかったんじゃがの?

 好いていた相手に奇跡的な再開をして、

 まさか速攻で殺されかけるとはこ奴も災難じゃて」


「す、好いて・・・って」


「なんじゃ、気付かんかったとでも言うつもりかの?」


「うぅ・・・」


「まぁはっきり言われた訳でもないがの・・・

 それにさっきはワシに一目惚れしたとか言っておったしのぉ」


ニヤニヤとした顔で御師様が言う。


「はぁっ!?どういうことですか!御師様!!!」


「あ、余計な事言ってしもうたかの」

わざとだけどね!


「ちょっと!こいつと何話してたんですか御師様!」


「えー?あいさつして、両親が狙われてる理由を話して、

 告白されたから、ワシより強くなれっていって、お前の過去話を・・・

 ってところかの?」


「なんで告白されるんですか!!!

 話の流れがおかしいでしょう!?」


「まぁ、告白された、というか、

 こ奴の心の声が口から洩れたというか」


「???どういうことですか」


「どうって、考えてることが口から洩れておったんじゃ、

 こ奴も聞かれるとは思っておらんかったじゃろうな

 というか、突っ込むところは告白されたところなんじゃな?

 そんなに気になるか?」


「ぐっ・・・」


「うーん・・・あれ、俺どうなったんだ?

 なんか川を眺めていたような・・・」


「おや、気がついたかの?

 こ奴がお主を殴り飛ばしたんじゃよ」


「ふ、ふん!」


「あー、なんか殴られたような・・・

 あれ、何で殴られたの?俺ってば」


「ふむ?それはこ奴が照れ」

「あああーーーーーーーーーー!」

ヨミは顔を真っ赤にして叫びながら御師様に殴りかかった。


てれ・・・?


「ぬぉっ、と」


御師様は苦もなくヨミの放ったパンチをひらりと避ける。


「はっはっは、お主はほんにいい反応するのぅ」



「ぐぅぅぅううう・・・・」


御師様には適わないのだろう。

とても悔しそうに御師様を睨みつけている。


「まぁまぁ、もうからかわんから、ヨミも落ち着くのじゃ」


「私で遊ばないでください!」


「とりあえずお主も地べたに寝転がって無いで、椅子に座るのじゃ」


「あ、はい」


「御師様!」


「なんじゃい、お主も立って喚いとらんで座らんか」


「くっ・・・ はぁーもー、

 御師様はいっつもそうなんだから。

 いい加減ストレスが限界よ」


「程よいストレスは体によいのじゃぞ?」


「程よくないって言ってるの!」


「ふむ、ま、それはそれ、

 今は話を戻すかの~」


御師様は満面の笑みでそう言った。

ものすごい美人の笑み、最高ですね!

かく言うヨミの方は、物凄い形相で御師様を睨んでる。

般若みたい。チョー怖い。


と、ヨミのほうを見ていたら、


「何みてんのよ!」


ガン付けられた・・・コワッ!


「い、いえ、何でもないっす~」


「まぁまぁお主等。

 とりあえず今後のことじゃ

 二人ともこれからここで一緒に暮らすことになる。

 依存はないの?」


「俺の方は特には。

 むしろ大歓げヒェッ」

隣から殺気が・・・殺気が・・・


「・・・言いたい事はいろいろとあるけれど、

 それ以外に選択肢なんてないじゃない」


「ヨミはもっと素直になったほうがいいと思うがのぅ。

 まぁとりあえずはこの三人で過ごすことになるのじゃ

 そんなに張り詰めておったら潰れるぞい」


「あー、御師様、セブンの事も話しておいたほうが・・・」


「おお、そうじゃのう、セブンもおったか」


「セブン?誰よそれ」


「誰というか・・・

 まぁ見てもらった方が早いかな

 セブン、出てきてくれる?」


『はい、主様』


と、ネックレスが光り、セブンが俺の隣に出現する。


「・・・は?」


『この姿では初めまして、ですね。

 ユエ様。 いえ、今はヨミ様ですか

 私は元、あなたのネックレスだった物です』


「・・・どういうこと?」


「うーん、なんていったらいいか・・・

 実は俺もまだよくわかってないんだけど、

 セブンがあのネックレスとイコールだって言うのは確かだよ」


「お主も理解しておらんかったのか」


『説明する時間が惜しかったもので・・・』


「俺もセブンのことを知ったのはここに来る直前に襲われた時だったから・・・

 セブンについてはゆっくりできるようになってからセブンに聞く予定だったので」


「襲われた・・・って

 もしかして第一結界の前に放置されてた奴って・・・」


「あ、そうだった。

 そのまま放置してきちゃった」


「まったく・・・何放置してんのよ。

 私が処理してなかったらあの死体、

 アンデッドになってたわよ!?」


とっても呆れ顔でこっちを見るヨミ。


・・・そんな目で見ないでっ!

 

「それは・・・全く頭になかったです。

 ごめんなさい」


「とりあえず死体のことはもういいから、

 襲われたってどういうことよ」


「あー、うん。

 えっと、うちの両親が十字教に狙われてるってのは、

 ヨミも知ってる?」


「知ってるわ」

と頷く。


「昨日、両親と別れて、両親の変わりにその男が案内役で

 一緒にここまで来たんだけど、十字教の手先だったらしくて。

 馬車を降りるときに殺されそうになった所を、

 セブンが出てきて助けてくれたんだ」


「そんなことがあったのね」


「俺もそこで初めてセブンのことを知って、

 とりあえずその場を速く移動した方が良いってことで、

 色々とよくわからないままだったんだよね」


「なるほどのぅ」


「で、セブンっていったいなんなの?」


『では、説明させて頂いてもよろしいでしょうか』


「「「お願いします。(するわ)(するのじゃ)」」」


『まず私には、私が作られた当初からの記憶がすべて存在します』


「「え、まじで?」」


『マジです。

 ヨミ様が生まれてすぐの様子も、しっかりと記憶に残って居りますよ』


「そ、それは・・・色々と拙いわね・・・

 セブン!私の昔のこと、クロスに話したりしてないでしょうね!?」


『それは、先ほども申しましたとおり、

 ほとんど会話する暇もなかった為、特に話しておりません』


「ほっ・・・なら、これからもずっと、

 昔のことはなしちゃダメだからね!絶対!」


『それは・・・使い魔として主様に命令されたら答えないわけには・・・』


「クロス!!!

 昔の話!!!

 絶対禁止!!!」


「は、はい!」


「・・・もし破ったりしたら・・・」


「や、やぶったりしたら・・・?」


ヨミが般若の顔して迫ってくる。


怖い怖いから!ちょ、顔近づけてこないでぇ!



ヨミはおもむろに右手を握り締め、親指を立てた。

そして自分の喉下に持って行き、横にスライドさせる。


所謂、殺すってことですねぇ!?


俺は必死で頭を上下に振った。


それを見てヨミは納得したのか、

自分の席に戻った。


「もうよいかの?続きを聞くぞ?」


「「あ、はい!」」


『では。

 私がこうなったのは、主様が神界に私を引き寄せたことがきっかけです』


「あー、なんか女神様が言ってたな。

 この世界に持って来たせいで俺専用のユニーク装備になったとか」


「あんた女神様の祝福もらうときに何したのよ」


「え、いや、俺はただ単にネックレスを転生先にもって行きたいって言っただけだよ

 あとは、直接転生先じゃなくて、今すぐ持って居たいからって言って、

 目の前に出してもらったんだ。

 そしたらその願いだけで50ポイントも消費しちゃったんだよね」


「50ポイントですって!?」


「俺も驚いたよ。

 というか女神様もこんなこと初めてだって驚いてた」


「女神様をも驚かせるとは・・・お主、ほんに面白い奴じゃのう」


「とりあえず、全然話進まないし、セブンの話が終わってから質問タイムにしない?」


「そ、そうね」


「そうしようかの」


「ごめんねセブン。

 続き、お願いできる?」


『いえ、誤っていただくほどのことでは。

 では続きを。

 

 とりあえず、主様の前に出現したときは、

 まだ単なるユニーク装備に変化しただけでした』


「「「単なる・・・」」」


十分おかしいんですけどねぇ。


『ところで、主様。

 主様の主観的に、あの世界で転生が始まってから、

 転生して目が覚めたときの経過時間の認識はどれくらいですか?」


「え?えっと、光に包まれて気づいたときにはもう意識を持ってたから

 経過時間なんてあってないようなものなんだけど・・・」


『やはりそうですか。

 実は、あの光に包まれて、主様は直ぐには転生しませんでした』


「えっ、そうなの?」


『はい。

 およそ、17年間、主様の意識は神界で眠り続けております』


「はっ!?17年!?」

えっ、えっ、なにそれよくわかんない!?!?


『はい。

 女神様曰く、主様のお願いした結果に合うような転生先が、

 直ぐに見つからなかったようです。

 そして、主様の器となる者が生まれるまで、

 神界で眠ることとなったようですね。


 そして私が主様と一緒に神界にとどまり続けた結果、

 15年ほど経った頃でしょうか。

 ネックレスに九十九神が宿りました』


「「「・・・」」」


三人とも、開いた口が塞がっていなかった。


『女神様曰く、神界には神気が満ちていて、

 神気に当てられ続けた結果、

 九十九神になってしまったのではないかと言うことでした。

 

 そして、ついにこの世界へと転生されるとき、

 九十九神という位置づけがインテリジェンスウェポンへと割り当てられたようです。


 ちなみに、私がユニコーンへと変化できるようになったのは、

 主様の称号が原因です。

 

 一応流れとしてはこのような感じになっております』


話が異次元すぎて理解できないんですけれどもー。


「なるほどのぅ。

 いやはや、ここまで生きてきたが、驚かされっぱなしじゃ。

 もう大概のことでは驚かんとおもっておったのじゃがなぁ・・・」


「あ、あんた、転生先が17年も見つからないって、どんなお願いしたってのよ・・・」


「あー、俺のステータス、見てみるとわかるかなぁ?」


「・・・なんか、見るの怖いんだけど」


「ワシもさっき見てみたが、突っ込みどころしかなかったぞ」


「御師様がそんな事言うなんて・・・」

ゴクリ、と喉を鳴らして恐る恐るといった感じでこっちを見るヨミ。


そういえば、俺もこの世界に来てステータス見てなかったな。

俺も見てみよう。


「ス、ステータス確認」


__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/


名前【十字に愛されし者】

クロス・クルクス・スタヴロス


種族

 四人族


職業

 転生者


Lv.1


HP 466/466 [+375]

MP 945/945 [+875]


力 453 [+375] (76/550)

防 488 [+425] (26/400)

魔 910 [+875] (0/100)

抵 910 [+875] (0/100)

器 443 [+375] (376/400)

敏 435 [+375] (26/300)

知 948 [+875] (276/500)


魅 335 [+325]

運 335 [+325]


職業スキル

 異世界言語把握

  異世界の言語を読み書きできる

  前世の記憶


固有スキル

インターネット[1]R5

 検索


スキル 

 鑑定[5]R2

 成長率増加[5]R5

 成長促進[5] R3

 経験値増加[5]R5

 ステータス隠蔽[1] R4

 ステータス確認[1] R4

 感覚強化[1]R3

 空間感知[1]R3


 

アビリティ

 完全健康体R5

 即死無効R5

 瞬間解体R5

 インベントリR5

   

称号

 十字に愛されし者

  十字に関するものの恩恵を受ける

    ・クロスワールドの加護

      全ステータス +10

       特殊効果

        一度足をつけた場所に転移できる。1kmで1MPを消費

    ・スタヴロス家紋章

      全ステータス +5

    ・クルクス家紋章

      全ステータス +5

    ・祝福のネックレス

      全ステータス+10

    ・古の大賢者(スヴァスティカ)

      全ステータス+10

    ・魔王(ラウブル)の愛

      全ステータス+10


 古の大賢者の弟子

  古の大賢者シルヴィアの弟子の証

   全ステータス+10



加護

 祝福の女神アテナの加護

  祝福の女神から祝福された証

  全ステータス +15

  

  

装備

 祝福のネックレス

 装備条件

  クロスのみ装備可能

 効果

  MP+100

  防+10

  魔+100

  抵+100

  知+100

  魅+10

  運+10

 装備スキル

  魔力回復速度10倍

 特殊

  インテリジェンスウェポン(セブン)

 

__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/



「「「・・・」」」


三人とも口が開いてしまった。


そして塞がらない。





_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/


いやー、主人公、チートすぎますねぇ。



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