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殺し屋に恋愛する権利はないの?!  作者: rinsure


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一話 殺家に生まれた男の子

一話を手に取っていただきありがとうございます!これから頑張って連載していきたいと思っていますのでよろしくお願いいたします!

  一話(殺家に生まれた男の子)


ピピピピピ:::目覚ましのアラーム音で重いまぶたを開いた。時計は7時30分くらいのところに針が差してある。

「もうこんな時間か」

体を起こし、足に重りが付いているのかと思うくらいに重い足をゆっくりと使って部屋を出る。

俺は東堂 文也。世界7殺家の一つである東堂家の息子だ。今日は入学式だから早く準備して出ないと...。


俺は小、中学とまともに学校に通っていなかった。武道やら暗殺の基礎やらを無限に叩き込まれてきたおかげでそんな時間すらも得られなかった。だが、俺も普通の高校生活を送ってみたい。そう父に言うと、以外にもすんなりと了承してもらえた。

高校生になると同時に俺は一人暮らしを始めた。

初めての一人暮らしだから心配だらけだと思っていたが、案外大丈夫なもんだな。

顔を洗って制服に着替え食パンを口に頬張る。火は消してあるし電気も大丈夫。ちゃんと確認してから家を出る。


今日から高校生活が始まるんだと心の中で淡い期待と緊張を噛み締めながら道を歩く。そういえば学校って何時から始まるんだ?とふと思ったので予定表を確認すると8時30分ホームルーム開始と書かれていた。


時計を見ると8時18分のところに針が置いてあった。

理解が追いついたのは時計を見つめて3秒後だった。

俺は走った。


はぁはぁはぁ・・・

学校の校門まで着くとキーンコーンカーンコーンというチャイムオンが今の時刻を教えてくれてるかのように聞こえてきた。


ガラガラガラ...そっと教室のドアを開けた。もちろんみんなの視線は俺の方に一点集中だ。

「初日から遅刻とはいい度胸だな」そう言って作り笑顔で言ってきた人は多分担任の先生だろうか。

「すいません。結構頑張って走ったんですけど間に合いませんでした」

「そうか、それはしょうがないな。後で職員室な」

「はい...」

自分の席を確認して席に座る。このクラスは36人くらいなのか、結構いるんだな。


「これから自己紹介タイムにするから出席番号の早い人から自己紹介初めてくれ。自分の名前と得意なこととかなんでもいいから1人1分くらいを目安に話していってくれ」

ちょっと待てよ...自己紹介なんてしたことがないぞ?!小、中学生の時は学校なんて行ってなかったからどうやるのかさっぱりわからん。「よろしくお願いします」。考えているうちに自分の前の人の自己紹介が終わった。どうする...どうする...。一旦立ち上がり、「えーと東堂 文也です。得意なことは...え、えーと計算です」。勢いで言ってしまったが、あながち間違えではない。ピストルを使う時に標的との距離を正確に把握するために弾距離を計算し、それを把握しながら実行するという作業を小さい時からやってきたからだ。まぁ、我ながらいい出来の自己紹介だとは思う。


一通りクラスの自己紹介が終わった後席の近い人と交流を深めるべく会話の時間ができた。

まずは友達から作る!!!

隣の席の人と仲良くなるのが一番無難だよな。

「あ、あのー」。そう言ってやや下を向いている顔を覗き込むように喋りかけた。

「自分、東堂文也って言います。よかったら名前教えてくれませんか?」。自己紹介の時は自分のことで精一杯だったから、周りの人の名前なんて1人もわからん...

「なに?」と女子高生が出すとは思えないほど低い声で言ってきた。

「仲良くする気ないから喋りかけてこないで」。そう言って俺のことを一度睨んでから机の上に伏せた。

何が起きたのかさっぱりわからなかったが、好印象ではないことだけは理解した。


この先の高校生活どうなるのか、不安で仕方なさすぎる...


主人公の隣の席の謎の女の子。初対面なのに喋りかけるなと拒否られた主人公はこの先の学校生活に大きな不安を抱えてしまった。

この先の主人公と謎の女の子の関係がどうなってしまうのか?!

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