表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/31

裏組織に捕まる

 ペラペラと世間話を話していたが、どうにも意識がたまにぼんやりする。冷や汗が滲み出て、必死に拭うがダラダラと頬を伝うばかりだった。


「あ、あのさ」


「やっと効いてきたか。さすがは血蠱蝸、体力が伊達じゃないな」

「え?」

「自白剤だ。俺はお前は信用していない。嘘をついていると思ってンだよ」

 冷酷な言葉に、固まるしか無かった。先程の飴は毒入りだった訳だ。


「ひどいよ…わたしは、あなたを、信用して」

「血蠱蝸の常套手段だろ?ソレは」

 意識がぐにゃりと歪み、どこからか雑踏がした。殺意。それだけが働かない脳みそには理解できた。

 敵だ。



『──どうする?蹴散らせば?』

 ニヤニヤとバカにした己の声がした気がして、無抵抗のまま殴られ気絶した。





「コイツ、本当に血蠱蝸なんだろうな?何でヤク盛られてんだ?」

「さあ、他の組に捕まってたんだろ」

「おい。起きたぞ!気をつけろ」


 たくさんの声がして、瞼を開けると──蛍光灯の下、死体たちがこちらに銃を向け威嚇しているではないか。

「うわああっ!ゾンビ!!」


「ぞ、?なんだ」

「死体が動いてるっ!」

「失礼な。我々は霊だ。お前に一度殺された、なあ!」


(ええっ?!また?!)


 血蠱蝸は何十人、人を殺めてきたのか。彼らはテレビで見るマフィアそのままの格好をして、血まみれで、肢体が欠損している者もいる。


 ゾンビにしか見えないが彼らは霊と名乗った。

「霊になって良かったぜ。お前に危害を加えられるんだからな」

「あ、あのー、それがあ。人違いなんです」

「馬鹿言え。その首輪。アヒメの眷属印だ。お前は血蠱蝸でしかない」

 アヒメ。八髏非女ではないのか。


「え、えー。あの、私は死んだんで」

「この世において肉体など付属品でしかない。言い訳するな!」


 怒鳴られてジョンボリ、と拘束された足を小さくジタバタさせた。椅子に括りつけられ、徹底的に捕まえられている。


「マフィアさんたちは私を捕まえて何をするんですか?あの、殺すんですか」

「まふ?ふん、アヒメ…玉虫色の蜥蜴どもに復讐してからお前を処刑する」

 この世界にマフィアという単語は存在していないらしい。


「玉虫厨子?」

「玉虫色の蜥蜴だ。ヤクで頭イカレてんのか?」

「はい。さっき自白剤を飲まされて、頭がぼんやりしてて…」


 キヒの姿はいない。薄情な、と毒づくも彼は最初から血蠱蝸を恨んでいた。当然の仕打ちかもしれない。


「この世界には玉虫色の蜥蜴、四ツ目の犬、銀毛九尾の狐…五つの守護獣が守っているっつー伝承があるんだ。分かったか」

「はあ、四神みたいですね」

 確か、方位ごとに四つの守護獣がいたはずだが。

『冥々四ツ目』の主要キャラを守護獣にしました。

深い意味はありません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ツギクルバナー


小説家になろうSNSシェアツール

― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ