異世界の神様からの事情説明
初めまして、アヤトというものです。
小説を書くのも投稿するのもこれが初めてなので、色々と間違いや抜け等があると思いますが、
お見知りおきを。
投稿は気分によって変わるので、気長にお待ち下さい。
年齢制限などの設定は念のためです。
「は~い、気分はどう?」
「大丈夫?自分の事分かる?」
目が覚めて聞こえたのはそんな言葉だった。
周りを見渡すと、真っ白な空間に俺は座っていた。
眼の前には女性が二人。
「……あれ?俺、死んだんじゃ……」
「えぇ、貴方は死んだわ〜。綺麗に即死よ〜。」
「ちょ、シャリア、死んで間もない人にその言い方は可哀想よ。」
「あら〜、本当の事じゃない、こういうのは早く言わないと。後、ちゃんと人は選ぶわよ。」
「それにしても早いわよ。」
眼の前の二人の女性は、状況が分からず呆然とする俺を傍目に話し続ける。
一人は腰まで長い銀髪で瞳の色がコバルトブルー。
もう一人は肩までの金髪で真紅の瞳をしていた。
顔立ちは二人とも現実離れしているほどに整っている。
暫くして金髪の女性が、俺の方を向く。
「あら、ごめんなさい。自己紹介がまだでしたね。私はイリス。こっちはシャリア。」
「は~い、シャリアよ。」
「あ、はい。自分は…」
「あ、貴方の事はすでに知っているわ。灰塚新司さん。それと敬語はいらないわ。気楽に話して。」
「え…、なんで知って…」
「貴方、言わなくても気づいてるわよね?」
「…神様ですか?」
「御名答〜。と言っても貴方の世界の神様じゃないけれど」
「…異世界転生ですか?」
「えぇ、そうよ。」
「…………きたぁぁぁ〜〜!!!」
ライトノベル…特に異世界ものを読んでる俺にとっては夢のような事だった。
「…あ、でも何か使命とかあったり…」
「ないわ。」
俺の一抹の不安をイリス様が否定する。
「あと〜、少し訂正すると、貴方の場合は転生じゃなくて少し特殊な転移になるわ〜」
「転移…ですか?後少し特殊って…」
「それについては今説明をするわ」
イリス様曰く、
・地球の神様とイリス様、シャリア様は互いの世界の住人の魂を交換する契約をしている。その目的は互いの世界の繁栄のため。
・イリス様とシャリア様は[アルジス]と呼ばれる剣と魔法、スキルのある世界を治めている。文明は地球の欧州の中世レベルだが、俺以外の異世界人によってある場所では現代レベルの文明になっている。
・異世界[アルジス]には[ヒト]と異世界もので定番の種族[エルフ][ドワーフ][獣人][魔族][魚人、人魚]がいる。
・イリス様、シャリア様はそれぞれの種族で最低一人(寿命などの関係で人数比は偏るらしいが)地球人を転生させている。(なるべく各種族の文明の差が開かないように)
「あれ、なんで俺、ここに呼ばれたんです?そのまま俺もどれかに転生させればいいんじゃ?」