表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/12

許容範囲。



『近藤さん…。貴方は美咲さんに何と云う事をしたんですか!!』

普段、冷静沈着な神木が激昂した。


「私は、何もしていませんよ…。何故、貴方が怒ってらっしゃるのか…理解出来ないのですが…。」


近藤は、冷静に言葉を並べる。


「先程も貴方にお伝えしたじゃないですか…。美咲は人魚になって戻ってきたと…。」

近藤は此処ではない空間を見つめ、此処にはいない誰かに話し掛ける様に見えた。


イアァイィ。ォエアァイ。オォオォイェ。

美咲は聲にならない奇声を発する。


「ある人が死ぬ間際の美咲をー。」

ー人魚に変える事で助けてくれたのです。

近藤は笑みを浮かべている。


これの…。どこが…。人魚なんだ?

ある人が死ぬ間際を助けたって?

莫迦な事を云うな…。

美咲さんは…この状態にされたからこそ…

死にかけているのではないか?


其処で神木は我に返った。

もしかしたら近藤さんは、この状況を受け入れられずにいるのでは無いのだろうか…。


「その人には感謝しているのですよ。」

近藤は穏やかに微笑んだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ