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僕が見た人達  作者: 真咲
1章 異世界召還勇者様(まえふり)
1/37

1話

初めまして、お久しぶりです。

こんにちは真咲と申します。

感想を聞かせて貰えたら嬉しいです。

批判コメントでも嬉しいです。

ぜひ自分とは違う感想を教えて下さい!

今回の件についていつものように感想を語る前にまずは謝罪をしたいと思う。


本当に申し訳ないと思っているし、特に大河内おおこうちさんの事を嫌っている訳でもけっしてないのだけど、月曜日に大河内さんが行方不明になったと聞いた時の僕がとても興奮してしまった事については不謹慎だったと思っている。


この事について大河内さんにはしっかり謝罪しておくべきだと思う。


とは言え大河内さんとは面識が無いのであくまで心の中での謝罪なのだが。


まぁ、大河内さんに僕がそもそも認知されていない可能性もあるので直接謝罪しても気味悪がられるだけだろうが。


そもそも僕が興奮してしまったのはあの3人のせいなのだし僕は悪くないんじゃないだろうか、とも思う。


うん、やっぱり僕は悪くない気がしてきた。


先週の火曜日と木曜日と土曜日の出来事が無ければ大河内さんが行方不明になった事について僕は悲しい気持ちで胸をいっぱいにしていたはずだ。


きっとそうに違いない。


先週の火曜日に完全無欠のクイーンとも呼ばれる十二宮じゅうにみや先輩があんなに満たされる名推理を披露した事が悪い。


先週の木曜日に切り刻みジャックとも呼ばれる東堂とうどう君がキレッキレの名推理を披露した事が悪い。


先週の土曜日に嫌われキングとも呼ばれる十夜とおやが名推理を披露した事が悪い。


やっぱり僕は悪くなかった。


北星ほくせい高校名探偵三人衆が僕にあんなにエキサイティングな体験をさせた事が今回の不謹慎に繋がっているじゃないか。


大河内さんが行方不明になったというこの事件をこの3人がどうやって推理するのか、気になって気になって僕は興奮してしまったのだ。


結局この3人が今回の事件、もとい件に関わって来る事は無かったのだけど。


僕のこの何とも言えないやってしまった感をどうにかして欲しい。


僕が大河内さんに謝るよりも三人衆が僕に謝って欲しい。


明日にでも十夜を呼び出して謝罪させるか、そうしよう。


十二宮先輩は精神的に怖いし、東堂君は物理的に怖いし、十夜に3人分きっちりと謝らせよう、3回謝らせよう。


十夜は嫌われ者だし多分謝り慣れているだろうから、上級者の謝罪を体験しようと思う。


と、僕の謝罪も済んで心が軽くなった所で今回の件。


大河内 サヤが行方不明になった件について感想を語っていこうと思う。


やっぱり僕は今回の件を事件とは呼べない。


先週3つの事件に名探偵達と対峙した僕にとって被害者も加害者もいないこの出来事を事件なんて呼ぶのはあの名探偵達に失礼な気がする。


まぁ十二宮先輩は多分今回の件も解決してしまいそうだけど。


結局関わる事は無かった。


僕も、探偵達も、誰だって。


今回の件は結局大河内さん1人の問題でしかなかった。


彼女は誰にも話さなかったし、誰にも頼らなかった。


誰も巻き込もうとしなかった優しすぎる彼女の物語。


この物語を僕は知ってしまったのだから、この気持ちをどこかにぶつけずにはいられない。


物覚えのあまり良くない僕だけど。


忘れたくないものを忘れない為に。


大河内さんが行方不明になった月曜日から始まる物語。


探偵達の介入する余地のない、空想の世界でのお話。


今回も見切り発車です。やる気がでるか、人気が出れば続きます。

気が向けば更新予定

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