終わりのない始まり
投稿遅れてすみません!
最終章の始まりです!
俺がお母様について1日が経ち
城のような屋敷の寝室で俺は眼を覚ます
俺も見たことない場所であり、学園までは何時間もかかるかもしれない
安易に学園には行けなくなった・・・・
早く御厨先輩に色々教えてもらわなければ
そんなこと思ってると誰かが中に入ってくる
そこには女の子がいた
「あ、おはようございます椿さん」
ドアに隠れながらそういう女の子は
ベットの近くにある椅子に座る
何の用だろう?と思ってると彼女の方から切り出してくれた
「四天王の一人、忠実と申します。この場所の案内役を任されました」
「あ。これはどうもご丁寧に」
「あ、敬語は大丈夫デス。私まだ14歳なので」
忠実さんはそう言ってパタパタと朝食を持ってきてくれる
なんだか四天王とは思えないほど可愛らしくて敵とも思えない
この子もお母様に拾われた貧しい子みたいな感じなのだろうか
朝食を食べていると説明を開始する忠実さん
「えっと、ここは宝玉様が拾った子供達を教育する、という施設になります。ただ拾われた子供もいればただ宝玉様のやり方に気に入って入ってくる大人達もいます」
お母様のやり方を好む人がいるんだな・・・・
俺がそう思ってるのを気付かずそのまま続ける
「仲間はざっと考えて1万前後、学園に攻め込むまではまだ二倍ほど多かったのデスが残念ながら・・・・」
「あの。四天王について教えてもらえる?」
「四天王デスか?貴方を含め四人、この中で秀でた者がなれます。椿さんの場合唯一ゾーンを解放出来るということで採用されたと思ってください」
忠実の言葉から考えると
この中でゾーンを使えるのが俺だけということだ
清水先輩も使えると言えば使えるが似たようなものなだけで
本格的なゾーンは俺しか使えないらしい
そりゃ四天王にされても問題ではないか
「今日の予定は私とこのアジトを一通り回ってから宝玉様にご挨拶をしに行きます、支度をしてください」
忠実さんにそう言われて俺はアジト用の服に着替えると
アジトを一周して説明を受けた
一体お母様のどこにそんな金があるのかと思うほど
うちの学園より裕福な環境だった
しかし拾われた子供が多いせいか向けられる視線がなんともしれない
「へーい!はっちゃけてるかーい!」
「へ?あ、はい」
「あなたが四天王の椿ね!チャオ♪四天王の湯婆だよ♪」
真っ赤な髪に明らかに祭りでもしてるのかというほど
はっちゃけた格好の女性はスキンシップを取ってくる
なんか、忠実さんもそうだったけど敵感全然しない
「これからお世話になります」
「そんな堅苦しくしないでよ〜共に戦う仲間じゃん?」
「あ、そう・・・・ですね、すみません」
湯婆さんとそんな会話をしていると
どこからともなく男性がやってくる
雰囲気とオーラだけで彼が四天王だとわかった
「ごきげんよう。蓮椿」
「初めまして、四天王ですね?」
「流石は宝玉様の息子、勘は鋭いみたいだ・・・・志堂だ。よろしく頼むよ」
志堂と名乗った男はそう言って手を差し伸べる
俺もその手を掴もうとしたが後ろからの殺気を感じ
振り向かずに降ってくるものを人差し指と中指の間で抑える
いつのまにか目の前には志堂さんはいなく
後ろに回っていた
「ほう・・・・四天王に選ばれたのは伊達じゃないみたいだね」
「争う理由はないでしょう、剣を収めてください」
「なあに、軽い食後の運動だよ。それに君の実力を知るのも一つの仕事だ。そうは思わんかね?」
「ちょ、志堂さん!やめてください!宝玉様が来たら怒られます!」
「そーだよ志堂〜そんなことなんのメリットないよ?」
「少し黙りたまえ。では一発だけどこにでもいいから攻撃が当たれば勝ちというゲームでいいかな?」
「・・・・分かりました、手加減はしませんよ」
急な戦闘!?志堂対椿!?
果たして勝つのは一体どっち!
京塚さん達の様子はまだ後になりそうです




