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あの女子校には男の娘がいる  作者: あんこ
第3章〜四人だけで挑んだ始まり〜
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裏切り者

本番の時に限って普段起きないこと起きるのほんとうにやめてほしいですよねw

学園長が勝てないと言っていたこの男

実力が底知れない・・・・なんともいえないオーラだ

私は腰につけてた拳銃二つを構えて発砲する

確実に貫いたはずだが、まるで幻みたいにすりぬけていく


「あまり面倒ごとは嫌いなんだ」


後ろから男の声が聞こえ振り向こうとするが

首筋に感じる金属に動けずにいた

本物の剣だ、売り物のような物じゃない

おそらく自分用の剣なのだろう

あの男は素手だったはずなのに何処から?


「もうやめろ志堂!ここに椿はいない!」


「口を慎みたまえポラリスラルガよ。裏切り者は今ここで鉄槌を下すと宝玉様は言っているよ」


裏切り者・・・・?

男が発した口から出まかせのような言葉に私は反応してしまう

学園長は悔しそうな顔をしながらよろよろと立ち上がる


「それならばここまでする必要はないだろう!椿もいなければ私もこの状況だ。それでも我らを襲うのは何故だ!」


「決まっているだろう、私達はいずれ世界を手にする者。無駄な希望を持った人間達は全て根絶やしにしなければならない。そうは思わないか?」


「貴様達のどうでもいい野望なんぞすぐにぶち壊す!」


「・・・・どうやら、言葉では分からないようだな。しかし私も少々忙しい、新たな仲間を率いれ次第引き返すつもりだよ」


「新たな仲間だと?どういうつもりだ!」


「少々お喋りが過ぎたようだね、すぐに終わらせてあげよう。君たち如き魔法など必要はないようだな」


男の声と私がコソコソと構えた銃を発砲するのは同時だった

しかし、私の腕は切り落とされ

男は平然と私の目の前に立っていた


「ああああああああ!!!!」


焼けるような痛みに耐えきれなかった私は叫び、呻きながら倒れてしまう

学園長が駆け寄ってくるのは分かるが痛みでそれどころじゃない


「痛いか?これで君はもう立ち上がる事はないだろう」


「志堂!貴様ぁぁぁぁ!!!」


学園長は憤怒し私でも分かるぐらい力を上げていく

この感じ・・・・六道さんが使っていたゾーン?

学園長も使えるの?


「ゾーンの強制解放か、しかし怒りに身をまかせると身を滅ぼすぞ」


「貴様はここで潰す!」


「私は忙しい、私の手下達を相手しておくれ」


「邪魔だぁぁぁぁあ!」


男が連れ出した兵士十人近くを手を横に振った風圧だけで振り払う

男は呆れた顔をしてから剣を構える


「面倒をかけさせるなポラリスラルガ」


「貴様を潰すまで逃すか!」


「そうか、なら仕方ない」

学園長の底力が解放?

涼しい顔をしている敵、志堂の口からは学園長が裏切り者と話す?

崖っぷちの中果たして勝てるのか?

次回もお楽しみに、次回くらいまで百合と学園長の話です

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