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あの女子校には男の娘がいる  作者: あんこ
第3章〜四人だけで挑んだ始まり〜
85/400

ゾーン『力』

最初は圧勝したが故に白碧は椿を認めていなかったんですが、兄貴呼びしている所を見るとちゃんと認めたんだなって思います


白碧ってしろあおいってうたないと漢字にならないので毎回苦労します

俺は決意して扉に手をかける


「あら、そちらを選ぶの?後悔はない?」


「大丈夫です」


「そう、ならご案内します♪」


何でも屋の言葉で俺は目を開ける

どうやら今までの時間は進んでいないようだった

このゾーンを解放するには・・・・なるほど

そう思い、俺は一瞬でお父様の拘束を解き

お父様の後ろに立つ


「・・・・俺の目の前で姿を消すとは・・・・お前何をした?」


「分かってるはずですよお父様。これがあなたの研究結果です」


俺はそう言ってからゾーンの中での潜在能力を一気に解放する

右目の瞳からは黒い炎を帯び

体中が力で満ち溢れる


「これがゾーン『力』です」


そう、俺の選んだ扉は黒い扉だった

その解放条件は『他者に一切委ねるな』

清水先輩がゾーンに入れた理由はおそらくこれにあったのだろう

怒りも信頼もない、一人で超えなければならない扉

・・・・簡単なことじゃないですか、お父様


「面白い、その力を見せてみろ!椿!」


お父様の言葉と一緒に俺は軽くお父様を殴る

俺の拳が触れた瞬間にお父様は思いっきり壁まで吹き飛ぶ

凄い・・・・これなら誰にも負ける気がしない!

俺は煙と瓦礫で見えない場所に手をかざし

みなぎる力を一気に手のひらにこめる

すると黒いオーラがどんどん手のひらに集まり

真っ黒のボールのようなものが出てくる

なるほど・・・・これが魔法か


「兄貴?何してるんだ?その禍々しいものは一体」


白碧が言い終わる前に俺はその魔法を放つ

魔法はゆっくりと瓦礫の方に向かい

その辺の煙などを吸収してから爆発を起こす

流石のお父様も逃げきれなかった様で

中でうめき声のような叫び声が聞こえる


「親父!」


白碧がすぐにお父様の方へ駆けつけ

舞と蒼は俺を見ながらも白碧についていく

お父様は幸い重傷まではいかず、白碧の肩を借りて立ち上がる


「へっ、いい面構えじゃねぇか」


「ありがとうございます、お父様」


「おい、いくらなんでもやりすぎなんじゃねぇか?」


「お父様は力を示せとおっしゃった。このぐらいのことをして当然じゃないか?白碧」


「ちっ、そうだけどよ」


その後、すぐに舞による治療を完了させ

幻によって彷徨っていた先輩方を全員研究室に招き入れた


「初めまして、と言うべきかな?私が蓮秀英だ」


「初めまして、海堂付属専門学校にて生徒会長をしている王山茶花です」


「まずは先に、このような勝手なことをしてすまないと思っている。椿達を試すとはいえ君たちを犠牲にするような真似をしてしまった」


「気にしないでください、そのような考えに至るとは思っていたので。とりあえずうちの高校がどういう状況か、教えていただきますか?」


「あぁそうだな、お前達を見張るので精一杯だったが問題ないと思う・・・・」


お父様の言葉は途中で止まった

モニターに映された場所は

火の海にさらされていたのだから

第3章はまだ終わらない!?

手薄になった学園を宝玉の手下達が襲いかかる!?

果たして守、真琴、百合、菫、カンナは無事なのか!?

そして椿は力を手にしたことにより感情の変化が訪れる?

なんとポラリス・ラルガも戦いに君臨する!?

次回からもお楽しみに!

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