表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あの女子校には男の娘がいる  作者: あんこ
第3章〜四人だけで挑んだ始まり〜
71/400

バカなやつだな

祝10000PV!ありがとうございます!

これからもよろしくお願いします!


最近忙しくて小説手をつけてません

なのでプロットがようやく尽きそうなのでまた描き貯めたいと思ってますw

「悪党という名前ではない、私には(そう)という名前がある」


「なんでお前がここにいるんだよ!いやそれ以上に俺がなんでここにいるんだよ!」


「ここは夢幻牢獄、君は何か良からぬことをして捕まったんだよ」


「いや、捕まったって!俺は確か知らない女の子が頼みがあるって・・・・」


そこまで会話してから初めて気づいた

騙されたーーーーーーーーーー!!!!?

俺が項垂れているのを見て何か感づいたのか

蒼は鼻で笑った


「まさか敵の策にまんまとかかるとは!バカなやつだな」


「し、仕方ないだろ!困ってる人は放っておけないじゃないか!」


「おい囚人!うるさいぞ!」


「ほら、君のせいで怒られたではないか」


「す、すんません・・・・」


夢幻牢獄、噂には聞いたことあるが

夢や幻を見てしまう牢獄ではないのか?

もしかしたら何かの罰の種類の一つなのかもしれない

俺はこんなところにいるわけにもいかない

しかしここは脱獄不可能とまで言われた牢獄

一人でははっきり言って無理だろう


「・・・・なあ蒼、あんたが俺達を襲った理由ってやっぱ宝玉に命じられたからか?」


「そうだ、あの方は身寄りのない子供やホームレスの大人達を片っ端から拾い上げ兵士に育て上げた。中には反抗的な奴もいたが私のように戦いに生きがいを感じる奴、宝玉様を尊敬する奴もいる」


身寄りのない子供とホームレス達を・・・・?

つまりあの筋肉野郎も兵士達の指揮官も

毒針を持ったロボも戦いをショーと言った男も

狙撃兵を仕切ったあの老人もそしてこいつも

全員がそういうことになるのか?

たしかに敵の兵士の年齢は様々で中には子供もいた

あの人は知識が欲しいだけで

優しい心もあるってことなのか?

だが他の人々達を苦しめているのも確かだ

決して許されることではない・・・・が今はやむを得ない


「なあ。お前ここから出たくないか?」


「愚問だな、当たり前だろう?」


「もし抜け出した後俺たちの仲間になるってんならこの脱獄に協力しろ」


「ハッハッハ!何を言い出すのかと思えば、いいのか?抜け出す直前に裏切ったり、抜け出しても悪事をやめないかもしれないぞ?」


「その時はお前をまた牢送りにするだけさ、悪い話じゃないだろう?」


「・・・・いいでしょう、私も一人で脱獄は不可能と感じていた。君となら可能性は十分にある」


「交渉成立だな。だがその脱獄をどうするかなんだけど・・・・」


「考える必要はない。実はすでに準備は進めていたのだ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ