表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あの女子校には男の娘がいる  作者: あんこ
第3章〜四人だけで挑んだ始まり〜
66/400

救世主

珍しく4話ほどスペックがあるので忘れなければ毎日投稿できそうです

一通り坂本父から聞いた話を完全に把握するまで時間がかかった

やっと・・・・やっと思い出した

お父様・・・・最後まで守ってくれて・・・・

そして最後に助けてくれた人はおそらく美和子だ

だが同時に美和子が何故生き残ったまま

俺を見つけ助け出すことが出来たのかは疑問だった


「お父さんは・・・・死んだ後の話は誰から聞いたの?」


「自分が見た記憶はないが、おそらく宝玉が見た絵図を残したのだろう。そしてこれは最近知った話だが、秀英が残した最後の本がどこかにあるらしい」


お父様の・・・・最後の本・・・・?

俺はまだ頭が混乱していたが

悲しみにくれている場合ではない

すぐにその思考を振り払い本題に入ることにした


「まだその場所は特定されてはいないが、君達なら探せ出せるだろう、そして私はもう相手側には倒されたとされている。陰ながら君達をサポートしよう」



戦争の中身を聞き俺は特に考えることもなく

夜風に当たりながらぼーっとする

おおっと、そういえばすることしなければ

俺は寮を出てそこらへんにあったベンチに座り

電話を持ちある相手にかける

相手はすぐにでてきてくれた


「おっそぉーーーーーーーーーーーーーーい!」


スピーカーが壊れるほどの大声に俺は思わず耳を塞ぐ

そう、相手とは美和子のことだ


「ごめん美和子、色々忙しくて連絡遅れちゃった」


「こっちは!色々と!聞いてるんだよ!もう二回も襲われたとか!心配!したんだからね!」


物凄くワードを強調し怒り口調で俺をまくし立てる

これは一度会いに行かないと収まりそうにないな


「えっと、坂本さん・・・・じゃなくて天空さんから聞いたよ、やっぱり美和子が助けてくれたんだね」


「私はそう言ったよねー!信じてくれないんだからー」


「改めてお礼言うよ、ありがとう」


照れ臭かったが素直にお礼を言うことにした

すると電話先でがたっ!ごとっ!と謎の物音が聞こえる

おそらく感謝してもらったことにびっくりしてこけたんだろう

全くこの人は相変わらずなんだから・・・・

その後たわいのない話だったりしながら気分を紛らわせ電話を切る

今日は夜風が涼しいな・・・・夏も過ぎそうだな

と思ってるといつのまにか隣に座って

ハーブティーを飲んでいる美少女がいた

俺は驚きのあまりベンチから飛び出し倒れてしまう

この人いつからここにいたんだ!?


「こんばんは、夜風が気持ちいいですね」


「へっ?あ、は、はい!そうですね!」


驚いた事にコメントもせずニッコリと挨拶してくれる美少女

うっかり一目惚れしそうな顔立ちに綺麗な金髪

この人は一体・・・・?

あれ、この人右頰から肩まで火傷の跡が・・・・


「そう構えないで、私はこの学園の三年生だから」


「三年・・・・生徒会長と一緒ですか」


「そう、御厨 茉莉(まり)っていうの、初めまして椿さん」

茉莉と書いてまつりとも読みますが

この子はまりと読むようにしてください

名前の元ネタは茉莉花ではありませんのでご注意

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ