天才と落ちこぼれは紙一重
章の題名にはしたものの下手したら10〜15話ほどで四人の研究員の話は終わるかもしれません
それが前半で、後半は椿と白碧がメインな話になるかもしれません
その後半では撫子や新登場の三年生がメインで戦う場面もあるかも!?
秀英は宣言通りに椿のいる部屋に行くと
既に宮沢が椿の勉強を教えていた
中学一年ではあるが既に三年生で習う物を勉強していた
「椿、はかどってるか?」
「お父様!今回も満点です!」
「そうか」
「どうされましたご主人様?ここにいらっしゃるなんて珍しいです」
「海がうるせぇからな、たまには相手してやろうと思っただけだ」
秀英がそっぽを向きながら言うと椿は輝いた目で秀英を見る
椿はすぐに立ち上がり秀英に突撃する
秀英はそれを軽く受け流し椿に片手で相手する
椿は中学生といえど、力は大したことはなく
秀英が力のいらない技を次々に教えていく
それを見て宮沢はほっこりしていた
「なんだか嬉しそうですね」
「こいつの潜在能力は多い。一つ一つ解放するのに時間がかかる。それが楽しみでしょうがねぇだけだ」
秀英は椿の潜在能力を見抜いていた
力が足りない分素早さで翻弄する体術
命中率は低いが即死の位置を把握し撃てる砲術
組み立てる事は出来ないが他人の考えをいち早く察知し行動できる戦術
裏はかけないが咄嗟に人を救う行動が出来る支援
何かがダメであれば何かで補う
ダメであればそれをとことん強くしていた秀英には
物凄く新鮮で興味の持つものだった
「どうでしょうお父様!僕だってやれます!」
「・・・・いや、まだまだ俺には敵わねぇよ」
秀英は一通り椿の相手をするとすぐにその部屋を後にしようとする
そして一言だけ、頑張れよ、と呟きドアを閉める
突然のデレに宮沢は思わず吹き出してしまう
「どうしたの喑さん?」
「い、いえ、なんでもございません椿様。引き続き勉強頑張りましょう」
「うん!お父様に褒められるように頑張る!」
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「どうした天空?浮かない顔しやがって」
「・・・・秀英か、またお前に脅迫状だ。前回は宮沢だけでどうにかなったが人数は多そうだぞ」
「お前の命を頂く、死にたくなければ1億をよこせだぁ?随分すくねぇな」
「そう感じるのはお前だけだ。どうする?」
「この脅迫状についてる指紋やその材質を調べて居場所を見つけ俺たちでぶっ飛ばそうぜ。少し体がなまってしょうがねぇんだ」
「・・・・分かった。宮沢と御厨には俺から伝えておこう」
宮沢 喑 男の娘 戦争時40歳
167センチ 髪茶 目茶 女衣装を着ている
支援タイプ(他人の補助を得意とする)
見た目も中身もほぼほぼ女だが戸籍上男
25年も前から秀英や天空の補佐として働いている
秀英の研究対象の最初の一人となり、自らロボになってしまう
人間の鏡かってほど優しく、殆どのお願い事は聞いてしまう
無茶振りも難なくこなすほどの頭も運動神経もいい




