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あの女子校には男の娘がいる  作者: あんこ
第3章〜四人だけで挑んだ始まり〜
60/400

四人の研究員

第3章の始まりです!

今回はちょっと多めでキャラ紹介も含めています

後書きにも詳しいプロフィールも書くつもりです


椿達は設定的には12歳程になります

それでテコテコパタパタという効果音が聞こえるほど小さいって可愛いなぁと思いますねw

約三年前・・・・・


「蓮秀英!貴様の命頂戴する!」


銃を持った男達が研究室に乱入し一斉にラフな服を着た男に銃を向ける

爪楊枝を噛んでいた男はそこらへんに爪楊枝を吐き捨てる


「申し訳御座いませんお客様。ご主人様に会いたければ受付を済ませてください」


「なんだテメェ!この銃が見えねぇのか!死にたくなかったら退け!」


「どういたしますご主人様?」


「軽くあしらっとけ(あん)。死なねぇ程度にな」


「かしこまりました」


秀英をご主人様と慕う彼女は90度のお辞儀をしてから

銃を持った男達に面と向かう

男達はニヤリと笑ってから一気に女に銃を発砲する

しかし女は恐ろしく素早い動作でその弾を全部掴み

男達が弾切れになったのを確認してから掴んだ弾を床に落とす

男達はひぃ!と悲鳴を上げて後ずさるが

女は即座に男達の首元に手刀でトンと強く叩き

男達はすぐに意識を失い倒れていく


「ったく、馬鹿な連中が多いもんだぜ」


「ただいま〜うわ、またしてる」


「ご主人様の命を奪いに来る方です、命を奪っても何もないのに変ですよね」


「秀英って確か懸賞金の額は京超えるんでしょ?それじゃない?」


秀英の知識を欲しがるあまり、秀英を殺し

その血を頂くことでDNAを取り、自分達も天才になれるという

現実味のない話だが秀英が作った器材でそれが可能になり

自らの命を落としかねない状況にある

しかし彼が解剖した宮沢喑により簡単に命を守っている


説明し遅れたが蓮秀英の研究には三人の協力者がいる

宮沢喑、二十五年前から秀英の補佐として働いている

彼の発明、解剖により自らアンドロイドになってしまった

彼女、という表現はしたが戸籍上男である。(見た目も中身もほぼ女)


御厨(みくりや)(かい)、喑が男達を仕留めた後に来た唯一の女性

見た目は凄くおしとやかではあるが親しい三人には毒舌家である

他とは違い平々凡々だが三人のまとめ役(ツッコミ役)として必須(彼女はそれを認めてはいないがなんだかんだ言って協力する)


坂本天空、まだ出ていない人と認識されがちだが実はずっと端っこで宮沢の健闘を見ていた

秀英とは幼馴染であり(といっても四人全員幼馴染)無口ではあるが頼りになる相棒である

彼の説明は前に少ししたので省きます


蓮 秀英、生まれつき恐ろしい程の才能を開花させあり得なかったものを全て実現させた男

頭がいいわけではない、口調が悪いと研究者らしくはない


一見バラバラすぎる四人だが仲間意識はあり、仲もいい珍しいメンツである


「それで?ゾーンとか言うやつの研究は終わったの?」


「特別な感情移入、怒りをださねぇとその扉にすら入れねぇらしいぜ。俺には無理だな」


「諦めるの早っ、じゃあ魔法は?」


「私もやってみましたが出来ませんでした」


「あちゃーマジか、天空は?そんなとこにいてなんかあるの?」


「・・・・すまん、お前が喋りかけるまでそこにいる猫を見ていた」


「あんた銃声が飛び交う中よく気づかなかったわね」


秀英は今、ゾーンと魔法という

形のあるものではないものを研究している

しかしこの四人にはまだ出来ずじまい

珍しく、秀英は途方に暮れていた


「お父様!お父様!」


何か下から声が聞こえたので振り返ると

そこにはまだ幼い椿の姿があった


「なんだ椿、ここには来るなと言っただろ?」


「ごめんなさいお父様、お稽古が終わったのでご連絡をと!」


「それならそこの通信機で済ませろ」


「す、すみません、お勉強してきます!」


まだ幼い椿に無愛想に接し追い出してしまう

椿はテコテコパタパタとその場を後にし

それを追いかけるように宮沢もその場を後にする


「あんたねぇ、自分の息子くらい大事にしなさいよ、まともに相手してあげてんの?」


「俺がしなくても勝手に喑がしてくれるさ、俺はどうでもいい」


「かっわいそーに、私は娘の迎えに行ってくるから後はよろしくね」


「・・・・ついでに卵が切れたから買ってきてくれ」


「誰が天空の買い物に付き合うって言ったのよバーッカ買うかってんだ」


御厨は坂本のお願いを軽く断ると

財布の中身を確認してからその場を後にする


「・・・・迎えだけに財布はいらないだろうに、素直じゃないやつだ」


「いつものことじゃねぇか、海がうるせぇから椿の相手でもしてくる」


「あぁ、俺も百合と竜の所にでもいこう」

坂本 天空 男 戦争時38歳

174センチ 髪黒 目赤 髪を結んでいる

砲術タイプ(片手銃を扱うのを得意とする)


先天性集中力過剰という障害を持っている寡黙な男

一つのことに没頭し他のことが出来ない不器用なやつ

寡黙故に人に愛されず、唯一愛してくれた妻とそのまま結婚、百合と竜を産むことになる

口には出さないものの面倒見がよく空気を読み行動してくれる

そのため秀英の相棒となり、常に秀英を支えている

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