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あの女子校には男の娘がいる  作者: あんこ
一章〜あの女子校には男の娘がいる〜
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落選理由

お前の落選理由は『甘さ』だ」


学園長の放った言葉に俺は理解することが出来なかった


「甘さ?というとどういうことですか?」


「確か北雪高校では実技テストの合格基準は『倒したロボットの数』だ」


北雪高校の実技テストでは

限られた時間内と範囲内でどれだけ戦闘用ロボを倒せるか

というものだと聞いたことがある

俺はロボットは結構倒してた気がするが・・・・


「貴様は倒さず、正確にはロボの電源を切って壊さないようにした。違うか?」


確かに爆発や既に崩壊済みのロボはあったが

俺は壊さない方法を探し、電源を切るボタンを見つけ

ロボを見つけ次第必ず電源を切っていた

それで倒したってことになってなかったのか・・・・


「お前のその甘さが北雪高校の教員達にとってはイラついたのだろう。いざ本番の戦争が起きた時に一人も殺せなかったは通用しないからな」


「・・・・お言葉ですが学園長、何故戦争で人を殺さなければならないのです」


「相手は我らを殺そうとしている。現に我らの親族も死んでしまったというのも数えきれない。その恨みを晴らして何が悪い」


「恨みを晴らしても何も残らない!戦争を増やすだけです!私達は戦争を止め、また平和にする!誰も死なない世の中にしたい!違いますか学園長!」


俺はがむしゃらに言葉を並べて口論する

学園長はしばらく真顔で俺を見ていたが

次第に笑い出した


「ハハハハハ!そんな綺麗事を並べたのは貴様が初めてだ!気に入ったぞ!」


「流石ですわ椿さん♪確かにその通りです。その為に私達はいるのですから」


どうやら俺を試していたらしい

試していたようには見えなかったが・・・・

とりあえず学園長達がそんな考えじゃなくてよかった

この後、正式にテストは合格という事になり

莇さんと一緒に学園長室を出た

すると莇さんが俺の腕に絡みついてくる


「椿さんの体術、見事でしたわ♪どこで習ってらしたの?」


俺はたわわな果実に気を取られないように

そっぽを向いて話を聞くことにした


「えっと、父から習ってたんだ。いずれ必要だからって」


「まぁ、あなたの父はまるで戦争を予知してたみたいな言い草ですわね」


「そんなことはないよ。うちの父上はそんなにすごい人じゃないはずだから」


「あら、あなたの父は死んでしまわれたんですか?」


「まぁ、たまたま父上がその地域に行ったというか」


この時、俺は戦争が起こった地域に居たという事を隠した

莇さんはこの様子だと俺が男とか戦争で生き残ったとかは気づいてないはず

ここでバラしては名字を変えた意味がない

美和子はなぜか戦争で生き残ったということを隠せと言った

理由は分からないけどまたパパラッチとか来ても困る

そこまで考えてると莇さんはようやく俺の腕から離れてくれた


「それはお気の毒に・・・・ですが大丈夫です。私も、皆さんも。あなたのそばにいますよ。これからもよろしくお願いしますね。椿さん♪」

莇 菫 女 15歳 誕生日5月3日

身長160センチ 紫色の三つ編み(肩にかけてる)

戦術タイプ(主に頭脳戦法を得意とする)


海堂付属専門学校にて一番の成績を誇るエリート

お金持ちではないがかなり厳しく育てられ口調がお嬢様風

頭脳明晰で多数の戦法を組むのが得意だが

決して他が衰えてる訳でもないまさに完璧美少女

体に不釣り合いなほどの大きい胸をたまに武器にする

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